この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

多読アレゴリアWEEKスタート!!!!!
12月2日のオープンに向けて、全12クラブが遊刊エディストを舞台に告知合戦を繰り広げます。どのクラブも定員に届き次第、募集終了です。すでに締切間近のクラブもいくつかあるので、希望のクラブに絶対入りたいという方はお早めの申込をオススメします!!!!!
よみかき探Qクラブのポイントは、本と親しむイチオシの方法、子ども向け・親子向け「よみかき編集ワーク」を体験したり、深めたりできることです。
12/11(水)21:00~22:00 よみかき編集ワーク体験会をオンラインで開催します!
好きな本、伝えたい本を持ちより、他にはない「読み」と「書き」を遊びましょう。
※この日、参加かなわない方には録画で共有予定です。
■「よみかき編集ワーク」とは…
子ども編集学校プロジェクトが開発し、本楼や図書館、学校や地域の交流施設などで行われてきた本と親しむワークショップです。
◎「好き」な本を自分の言葉で読み、方法を使って書くという他ではできないインプットとアウトプットを体験できます。
◎短い本の紹介文や帯文、ポップを作ります。読書感想文にもつながります。
◎カット編集術などのイシス編集学校の情報の型がベースになっています。ゲーム感覚で言葉を広げ、並べ替えることで、文章がラクに、楽しく書けるようになります。
よみかき編集ワークをナビする得原藍[師範]
オンライン開催時のレポートは「イドバタイムズ_11」で読めます
■これまでに届いている声
子どもたち向けの会、親子で参加できる会、リアルで、オンラインで、学校で、いろいろなスタイルで開催してきました。
子どもたちから
「連想が楽しかった!」
「書きかたがわかったので書いてみたいと思った」
「神!」
大人から
「うまくイメージを膨らませる言葉を子どもにかけられるヒントをもらった」
「大人にとってもためになる内容だった」
「アウトプットに抵抗感がなくなった」
たくさんの声が届いています。
<想像の翼をとめない>ことが、書くことを<楽しみ>に変える最大の秘密です。
連想を思いきり広げてから、伝えたい相手やシーンに想いを馳せ、要約し、創文に仕上げていきます。
このアプローチ、なぜかこれまでの学校の国語では方法化されてきませんでした。
文章がコンピューターで生成されるようになってきた今こそ、「編集」の出番だと捉えています。
■希望者にはナビになれる研鑽会あり
よみかき編集ワークは佐々木千佳局長を中心に子ども編集学校プロジェクトメンバーが開発にあたってきました。
新しい「読み方」「書き方」を、世の中に広める志をご一緒してくださる方のため、クラブでは体験にプラスして、ワークショップのナビゲーターになれる講座を1月、2月に開催予定です。
作文ワークや短歌ワークなどのさまざまなワークショップに応用可能です。地域での言葉のワークショップに関心のある方、どうぞお見逃しなく!
★多読アレゴリアよみかき探Qクラブ★
クラブ概要資料PDFはこちら
【定員】30名
【開講日】2024年12月2日(月)
【申込締切日】2024年12月1日(日)※延長しました
【受講費】月額11,000円(税込)
*2クラブ目以降は、半額でお申し込みいただけます。
1クラブ申し込みされた方にはクーポンが発行されますので、そちらをご利用の上、2クラブ目以降をお申し込みください。
【開催期間】2024冬 2024年12月2日(月)~2025年2月23日(日)以後順次決定
お申し込みはこちらから。「よみかき探Qクラブ」を選択してください。
https://shop.eel.co.jp/products/detail/765
文:松井路代
アイキャッチ画像:山内貴暉・吉野陽子
イドバタ瓦版組
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【よみかき探Qクラブ】メンバー募集中!8人の書民の横顔とたくさんのQ
「よみかき探Qクラブ」は、愉快に生きるための言葉・心・体をつくる方法をブラッシュアップし、伝えていく場です。ただいま、夏の読み・書き・学ぶ探Q人を大募集中です。 「読む」「書く」を続けるコツは、読み手がいること、書く場 […]
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コメント
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。