この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

圧巻の大感門でした! 二日目の「ネオ・バロック」コーナーで吉村堅樹林頭と登壇した代将・金宗代です。さっそくエディストJUSTチームがその様子の一部を記事にしてくれましたね。
ネオバロックとは何なのか!?そこに生まれた多読アレゴリア【第84回感門之盟】
しかし実は、感門ではお伝えできなかったことがいくつもあります。また感門後も、特に「多読アレゴリア」への問い合わせが殺到していることもあり、本記事であらためてご案内させていただきたいと思います。
●クラブのチョイスは先着順!? すでに申込者多数!!!!
多読アレゴリアにはたくさんのクラブがあります。感門の際には14のクラブを紹介しましたが、今後も次々と新しいクラブが生まれていく予定です。
希望のクラブに入会するためには、まず多読アレゴリアの登録(購入)が必要です。そのうえで、希望クラブを申請してもらう形になります。ただし、それぞれのクラブには定員があるので、希望のクラブに入会できるかどうかは先着順になります。ここ、とっても重要です!
もし「このクラブに絶対入りたい」という強い希望がある方は、お早めのアレゴリアの登録(購入)をおすすめします。感門以降、すでに申込者多数!!!! という状況です。ちなみに二つ目以上のクラブ受講はプラス半額でお申し込みいただけます。
●アレゴリアの豪華特典 「情歴を読む」などイシス動画見放題
多読アレゴリアは、クラブ内で共読やハイパープランニングを楽しむことができるだけでなく、豪華特典もついてきます。なんとアレゴリアに入会すると、「情歴を読む」などISIS FESTAや校長動画、感門之盟や伝習座など、イシスイベントのアーカイヴ映像を無料でオンライン視聴することができるようになります。特にすでに多読ジムに入会している方で、そのまま多読アレゴリアに移行する方は、お値段据え置きのまま、映像特典が追加されるので、とってもお得です!
●アレゴリアは未入門者も受講OK!
これまで多読ジムは突破以上という受講資格がついていましたが、アレゴリアは受講資格が完全撤廃されました。イシス未入門の方までも応募が可能です。受講時に、ラウンジの使い方などzoomガイドがついているので、未入門の方も安心して受講していただけます。ぜひイシス外のご友人やご家族もお誘いください。
●多読ジムClassicにヴァーチャル松丸本舗!?
大感門では、伝説の松丸本舗が大復活を遂げ、大きな話題となりました。実は多読ジムの進化系として誕生する「多読ジムClassic」には、松丸本舗のBSE(ブックショップエディター)が選書チームとして参入する予定です。つまり、多読ジムClassic内に、ヴァーチャル松丸本舗が建立されるわけです。いつでもBSEに会えるなんて夢のようではありませんか!?
ひとまず、お伝えしたいことは以上になります。
12月2日のスタートに向けて、エディストでは10月に「アレゴリアウィーク」として、それぞれのクラブから募集記事が連打される予定です。こちらもどうぞお楽しみに!
繰り返しになりますが、希望のクラブがある方はアレゴリアの登録をお急ぎください!
Info 多読アレゴリア
【URL】https://shop.eel.co.jp/products/detail/765
【定員】300名
【開講日】2024年12月2日(月)
【申込締切日】2024年11月25日(月)
【受講費】月額11,000円(税込)
※ クレジット払いのみ
※ 初月度分のみ購入時決済
以後毎月26日に翌月受講料を自動課金
例)2024冬申し込みの場合
購入時に2024年12月分を決済
2024年12月26日に2025年1月分、以後継続
※申込後最初の期間(2024冬)の間は
イシス編集学校規約第6条に定める
期間後の解約はできません。
あらかじめご了承ください。
→ 解約については募集概要をご確認ください。
*希望するクラブの申請はお申し込み後、
随時希望クラブ申請メールをお届けさせていただきます。
2クラブ目以降は、半額でお申し込みいただけます。
1クラブ申し込みされた方にはクーポンが発行されますので、
そちらをご利用の上、2クラブ目以降をお申し込みください。
【多読アレゴリア開催期間】
2024冬:2024年12月2日(月)~2025年2月23日(日)
金 宗 代 QUIM JONG DAE
編集的先達:宮崎滔天
最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
photo: yukari goto
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。