【オツ千SP.1】小倉加奈子の「金も稼ぐし〜人も集まる〜」

2021/11/01(月)19:11 img
img PASTedit

 「おっかけ!千夜千冊ファンクラブ」。ちぢめて「オツ千」に初のスペシャルバージョンが登場。スペシャルバージョンではゲストをお招きし、ゲストには千夜千冊から一夜を選んでいただき、その夜について語り合おうというもの。

 クラブ会員番号1番・林頭の吉村と会員番号2番・デザイナーの穂積。そしてゲストには会員番号3番・順天堂大学医学部附属練馬病院・病理医の小倉加奈子さんが登場。小倉加奈子さんと言えば、世界読書奥義伝[離]の析匠であり、『おしゃべりながんの図鑑』『おしゃべり病理医のカラダと病気の図鑑』(ともにCCCメディアハウス)の著書がある。昨年、今年と経産省STEAMライブラリーでは「MEdit Lab」として医学と編集を重ねたコンテンツを中高生向けに企画、経済と制作のイシス・トップランナーとして走り続けている。

 そんな小倉加奈子さんがオツ千スペシャルで選んだ一夜は1525夜 佐々木紀彦『5年後、メディアは稼げるか』。おぎゅらかにゃこの秘かな野望が明かされます。小僧と坊主も心なしかいつもよりもハイテンション。どうぞお楽しみください。

 

◉Anchorで聞く

◉Spotifyで聞く

◉Google Podcastで聞く

 

 今回の「オツ千SP」では、本邦初公開、セイゴオ喜寿祝いの「We are the ISIS」の生歌唱、さらに小倉加奈子のパワフルな読書力、編集力の秘密にも迫ります。メディアと市場の将来についても三人が持論をそれぞれ披露しております。

 

 

▼お便り募集▼

 ゆるゆる千夜千冊伴走の「オツ千」の「オツ千目安箱」へお便りありがとうございます。「オツ千」への感想・質問、千夜千冊の気になるところ、まじめなお悩みも不真面目なお悩みも何でもお待ちしております! 坊主と小僧が心を込めてお答えします。

 

 「お気に入りの千夜」を一夜も大募集! 投稿いただいた方からゲストでオツ千にご招待も。お待ちしていますー!

 

 

 

▶︎当該千夜千冊 (1525夜 佐々木紀彦『5年後、メディアは稼げるか』)

 

 

 

▼過去のエピソードはこちら▼

  • 吉村堅樹

    僧侶で神父。塾講師でスナックホスト。ガードマンで映画助監督。介護ヘルパーでゲームデバッガー。節操ない転職の果て辿り着いた編集学校。揺らぐことないイシス愛が買われて、2012年から林頭に。

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。