【太田出版×多読ジム】この「それチン」がすごい! 引用ランキングBEST5(おまけ)

2022/08/19(金)10:00
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秘語を連呼する10本の壮絶なDONDEN読みと「帰ってきたマンガのスコア」の連続連打、いかがでしたでしょうか。

それチンDONDEN祭もそろそろお開きとなります。最後の最後に「おまけ」として、多読ジムSeason10・春における「それチン」の引用ランキングをお届けします。題して、”この「それチン」がすごい!”です。

 

コラボ企画のお題である「三冊筋プレス」では、エッセイの創文に取り掛かる前に本を要約をしたり、著者を調べたり、引用を書き写すプロセスがあります。その際に「それチン」をキーブックに選んだ読衆たちが「この『それチン』がすごい!」と唸ったのはどのページのどの言葉だったのか。回答を集計し、ベスト5までをランキング化しました。

 

“それチン狂”の読衆たちが選びに選び抜いた珠玉のベスト5です。これを読むだけでも、「それチン」とは何たるか、いかに「『それチン』がすごい!」のかがバシバシと伝わってくることでしょう! 

 


◉第5位 p152

“チンコのない

本体には子孫を

残せない”

 

“チンコは

チンコだけで

子孫を残せる”

 

さて

こうなると

 

どっちが

本体と言える

だろうか?

 

◉第5位 p162

私はチンコを

手に入れるよりも

先に


まずすべきことを

すっとばしていたのだ

 

◉第4位 p118

何も生み出すことの

できないただの

空っぽな模造品…

 

そんなバイブが

意思を持つ化物に

なったなら そりゃ

チンコになりたいって

思うだろうな…

 

◉第4位 p94

男の子にとって

初めての射精がどれだけ

無知で恐怖で孤独なものな
のかということを

私は思い知った

◉第3位 p24

だって

面倒臭いじゃ

ない付き合うのって

 

趣味や会話や

セックスも

相手の
ペースに

すり合わせたり

 

友人関係や

家族関係も

意識してやって

かなきゃいけなくて

 

ノイズが多いのよ

◉第3位 p158

女の子はね

 

「チンコも本体も

欲しい」か「チンコだけ

欲しい」で大多数

なんですよ

 

「チンコのない本体」

だけを選ぶ子って

なかなかいないもんです…

 

◉第2位 p25

目玉や髪

爪とかはただの

体の一部に

過ぎないけど

チンコはその人の

流れを汲んでる

「分身」とも言える

代物…

 

これはチンコでも

あるけど井口くんでも

あるのよ

◉第2位 p55

チンコは”安心のエネルギー体”なんだ

★第1位 p36

消耗品的な

愛玩物です

  • 金 宗 代 QUIM JONG DAE

    編集的先達:宮崎滔天
    最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
    photo: yukari goto

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。