この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

毎月公開されるEdist記事は30本以上! Edist 編集部メンバーひとりひとりが厳選した、見逃せない ”今月の推しキジ” を発表です!
◎遊刊エディスト編集部◎ 吉村堅樹 林頭, 金宗代 代将, 川野貴志 師範, 後藤由加里 師範, 上杉公志 師範代, 梅澤奈央 師範、松原朋子 師範代
⦿【太田出版×多読ジム】阿部洋一インタビュー01 「それチン大賞」篇
⦿【太田出版×多読ジム】阿部洋一インタビュー02 マンガのスコア篇
⦿【多読ジム×春秋社】北斎も摩多羅神もベートーヴェンも 出版コラボ企画「エディストチャレンジ」
ホリエさんと吉村林頭と金が漫画家・阿部洋一先生にインタビューしました。インタビュー01「それチン大賞」篇のメインテーマは、記念すべきコラボ企画第一弾のアワード、「それチン」大賞の発表です。見事、大賞に輝いたのは、石黒好美さんの「それはただの日本のチンコ」。「すごいびっくりしました」と阿部先生が激賞したその理由とは? 後半、インタビューが進行するにつれ、さらに”たくさんの「それチン」像”が浮上してきます。林頭が編集術の「コップの言い換え」や「ないもの」によって、「それチン」を読み解き、一方、インタビュー02では、ホリエさんが本物の漫画家さんを前にして、「マンガのスコア」という方法を、インタビューを通じて野心的に実践します。そこで話の矛先が「ペン」の話に向かうのは不可避であった…。阿部先生は筆ペン? つけペン? ボールペン? そんなことどーでもいいとか言って匙を投げる人はおしりペンペンだゾ!
太田出版、工作舎に続く、コラボ企画第三弾は春秋社×多読ジムです!── 金宗代
マツコ’s plus One!?
おしりぺんぺんされる前に、これらを予習したいところ。
⦿【太田出版×多読ジム】お盆だよ! それチンDONDEN祭(前夜祭)〜
【太田出版×多読ジム】この「それチン」がすごい! 引用ランキングBEST5(おまけ)13連発
★阿部洋一さんのTwitterはこちら★
2 後藤’s 推しキジ!
─ 感門之盟 Best ShotでPick!
⦿リアルで集った唯一の教室 ―【79感門】49[守]きざし旬然教室
こんな感門之盟の楽しみ方があったでしょうか?
本楼を拠点としてオンライン配信でお届けした第79回感門之盟。
ある教室の学衆たちはリアルで集い、オンライン配信をライブビューイングで楽しんでいたらしい。
その教室とは福井千裕師範代率いる49[守]きざし旬然教室。
福井師範代はこの記事をもって、エディストデビューを果たし、感門の新モデルも刻みました。
当日、教室の仲間たちが持ち寄ったのは機材や本だけでなく、教室への想い。そのやわらかな想いが記事からぬくぬくと溢れています。
ライブビューイングで師範代のスピーチを息を飲んで見つめている一枚の写真が、教室の4ヶ月の全てを映し出しているようでした。 ──後藤 由加里
⦿その涙は、師範代を咲かせるひとしずく――「鈴木康代」という土壌
「火傷するほどの情熱にきらり光る編集力、揺るがない正義感をもつライター兼編集者」こと植田フサ子さんが2年ぶりに筆をとった。
この2年間をすべて込めるよう描いたのが、鈴木康代[守]学匠の一雫の涙でした。
この秋は記念すべき守の50期目。田中優子先生による特別編集レクチャーが開催されるなど、スペシャルな期となる。門をくぐるなら今!──上杉 公志
マツコ’s plus One! イシス編集学校、久しぶりのプレスリリース配信です。
50期を祝おう! →PR Timesへ
マツコ’s plus One! ???
50期、キリバンだからこそ、基本コースに参加したらいいんじゃないかと思う理由3つ!
・田中優子先生の特別編集レクチャーがついてくる!
これはもうテッパンです。
優子先生は、サンデーモーニング(TV番組)のコメンテーターで皆様ご存じかと思います。そして、法政大学総長でいらっしゃいました。そのような方が、実は、イシス編集学校の守破離を受講されているんです。編集学校の学びの仕組み、編集工学を学ぶ大切さを、よーくご存じでいらっしゃいます。どんなお話が聞けるのか、楽しみですね。
・50期という節目なので、自分の期を忘れなくて済む!
編集学校歴が長くなると、何期の何に参加したのかという履歴を自己紹介として使うことがあります。節目の期に参加していると、自分の期を”いつだっけ?”と忘れないで済むはず。マツコは、いつも、あれ、自分って何[離]だったけか?と???となります。ので、5とか10とか、節目のときはおすすめですね。
・感門之盟(修了式)が、いつもより楽しい可能性がある?!
これは完全にマツコの邪推です。前置きをしたうえで、、、コース修了時には必ず修了式が行われます。この修了式、感門之盟とよぶのですが、支えるスタッフたちが趣向を凝らした設え・運び・展開になる可能性があると思われます♪ 楽しく過ごしたコース終了後に、さらに充実のドラマティックな修了式が待っていたら、いいですよねぇ?!
みなさんのオシは、見つかりましたか?
以上、2022年9月の記事から、エディスト編集部の”推しキジ” を厳選してお届けしました。
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
田中優子の酒上夕書斎|第一夕『普賢』石川淳(2025年5月27日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら語ります。 &n […]
【多読アレゴリアTV】一倉広美の「イチクラ!」着物をアートでコーデする
芽吹きの春から滴りの夏へ。いよいよ熱を帯びてきた多読アレゴリアの旬をお届けします。松岡正剛より「支度天」の名を受けたダンドリ仕掛け人・武田英裕キャスターと共に、守師範の一倉広美がアシスタントをつとめる『多読アレゴリアTV […]
この春オープンした「多読ジムClassic(25春)」も、数日のアディショナルタイムを経て、5月28日に今シーズンを無事に終了しました。3つのトレーニングお題を一挙出題! という初の試みのなか、好きなお題から、自由に行っ […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 6月のDo-Sayをお届けします。今月はイベントを多数予定していますよ!そして、イシス編集学校初のクラブ活動 […]
コメント
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。