Edist編集部の今月オススメ記事はこの1本!【2020年7月】

2020/07/12(日)00:25
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  • 毎月公開されるEdist記事は30本以上! Edist 編集部メンバーたちから、今月おさえておきたいオススメ記事をお届けします。エディストをさらに楽しむ「エディスト・エディション」、どうぞ。
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  • ◎遊刊エディスト編集部◎ 吉村堅樹 林頭, 金宗代 代将, 川野貴志 師範, 後藤由加里 師範, 上杉公志 師範代, 松原朋子 師範代
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    • 1 マエストロ上杉’s Choice! 
    •       ─ 応援ファンファーレでPick!
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    • 松岡正剛が願うモンスターの出現、44[破]伝習座
    • 松岡正剛が迫る鈴木康代の編集、45[守]伝習座
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      遊刊Edistで動画型の本格的なコンテンツがスタート。

      ハンディビデオで松岡校長の舞台裏まで撮影する、林朝恵さんの新コーナーです。

      オンライン会議では体感できない「ハヤシVIEW」を通じて、校長講義の一端をお楽しみください!

       

      マツコ:実は、もうずいぶん前、Edistが始まったころから、実験的に林朝恵さんが動画を撮影なさっているんです。「動画のハヤシ・静画のゴトウ」。この2人が、コロナ禍にあっても、本楼スタジオに現れる校長をじっとおさめてきました。とりためたフィルムはもうすでに相当の量になっているはず。20周年の感門之盟あたりで、それらはお披露目されるのか?マツコの気になりポイントです。10枚のショットで1日を伝えるゴトウの10ショットもいいですよ~

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    • 2 後藤’s Choice! 
    •      ─ 波及のインパクトでPick!

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    予告記事なのに、イベント当日の6/20を過ぎてもView数を伸ばし続けた稀有な記事となりました。

     

    鈴木花絵師範代の企画によって実現したのは、恩師である三浦佑之先生(千葉大学名誉教授)をスペシャルゲストに招いての豪華なオンラインEdit Tour@本楼。『浦島太郎の文学史』(635夜)を軸に物語編集をめぐる三浦先生の談義では、Zoom越しの参加者が熱心にメモをとるというEdit Tourでは珍しい光景が広がりました。

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  • 川野’s Choice! 
  •      ─ 流麗な文章表現でPick!

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今月は、丸洋子さんのコチラを推します。

編集用語辞典 02 [同朋衆]


  • 辞典のタイトルと裏腹に、「6月。田んぼの水がてらてらと光る。」と水彩画のような書き出し。同朋衆の語義を説明するのに、「座」のアーキタイプから描写していくところは、なんともイシスらしい破格ではないでしょうか。

  • 編集学校関係者にとって、「同朋衆」という言葉の説明は、もはや聞き慣れたというくらいの「当たり前テキスト」であるはずですが、そういう人たちが読んでもまた、新鮮な学びがある語り直しになっていました。
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  • 編集学校回りは独特の言葉遣いで世界を支えるところがありますが、聞き慣れた人にも全くなじみのない人にも目が離せない一本だと思います。
    まだ第二弾ですが、続編がとても楽しみですね。

 

 

  • 4 副編集長 金’s Choice! 
  •        成長著しいこの人をPick!

 

 

 

おしゃべり病理医 編集ノート - NEST的DUST考

 

そもそもの発端は井ノ上シーザーの6月10日の記事「危機に乾坤二擲 “DUST宣言”と“DUSTライター募集”」。これにおしゃべりな病理医の小倉さんが呼応して、STの垣根を超えたDUSTとNESTの画期的な往復書簡が生まれたのでした。「サラダの話?」には吹きました(笑)。(談志師匠が好きな人はとくに)「人間の業の肯定」の話もたまらない。ラストを飾るイラストがとってもキュートです。

 

マツコ:小倉さんの連載!ほかのエディスト・ライターが書いた記事に呼応して、新たなコラムを生み出す連想力が光ります。松岡校長がYoutuberとなるYoutube番組「ツッカム正剛」に出演する小倉さんも必見!

それから。井ノ上シーザーが体を張ったDUST記事も、マツコからここにオススメしておきましょう。

 

 

 

 

 

マツコ:逃してはいけない、もうひとつの見どころがありますっ!
それは、カバー写真のデザインです~。師範代リレーでは、カバーフォトは、1枚1枚、編集工学研究所デザイナー穂積晴明が手仕上げしています。

その時代におこった出来事、関連人物や話題になった書籍などに、当時の師範代がかっこよくコラージュされていますね~。
みなさんもどうぞ、この2つの連載を、ご一緒に見守ってください!(先は長そうですから?!)

 

 

いかがでしたか?!

みなさんのオシは、見つかりましたか?

 

以上、2020年6月の記事から、編集部おすすめ情報をお届けしました。
7月も見逃せないぞ、遊刊エディスト! またどうぞお楽しみに~

(Comments by マツコ@編集部)

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

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コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。