この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。
2024年10月の行事をまとめて一挙ご案内いたします。10月は新コースの開講ラッシュ。特に、編集学校の入り口である基本コース[守]の開講は見逃せません。迷っているならぜひご参加を。
今月も皆さんとともに、アレコレDOしてSAYしていきます!
(今月のカバー写真は、10月のアイテム「玉入れ」)
2024年10月4日(金) オンライン学校説明会
イシス編集学校の学校説明会を開催。編集術を簡単に体験いただくほか、受講方法のご説明や、受講にあたって気になることなど個別のご質問にも対応。
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▶ 関連記事 【無料・オンライン】世界の見方がガラリと変わる!4/27(土)イシス編集学校学校説明会を開催します
2024年10月5日(土) 第54期[守] 創守座 開催
10月に開講する第54期[守]の指導陣が集まり研鑽を行う場、創守座(旧伝習座)が開催される。
▶ 関連情報 第54期[守] 詳細情報(https://es.isis.ne.jp/course/syu)
2024年10月6日(日) ISIS FESTA スペシャル
今福龍太『霧のコミューン』生者から死者へ 死者から生者へ 開催
イシス・コミッションメンバーの文化人類学者 今福龍太氏の近著『霧のコミューン』をめぐるイベントが豪徳寺・本楼での開催。
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▶関連記事 ISIS FESTAスペシャル10/6(日)開催!今福龍太『霧のコミューン』生者から死者へ 死者から生者へ
2024年10月7日(月) [物語講座] 第17綴 開講
応用コース[破]修了者が参加できる物語講座、14期目から大幅なお題リニューアルを実施、順調に気を重ね、第17期目がスタート。
詳細・お申込はこちら
▶関連情報 リアルな師脚座は、ますます物語に満ちている【16綴物語講座への誘い】
2024年10月11日(金) Edit Tour Japans 沖縄 開催
「沖縄:ブックショップでワークショップ」~本でおしゃべり~
19時から、Book cafeブッキッシュにて、編集ワークショップが開催される。一期一会のみなさんと、選んだ本を主役において始まるおしゃべりを楽しみ、編集術の型を体験します。ナビゲーターは、真武信一師範、渡會眞澄師範代、新垣香子師範代、土屋克成師範代、多田明日香さん。
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2024年10月12日(土) Hyper editing platform[AIDA] Season5 第1講開催
次世代リーダーの研鑽と共創の場、Season5が開講。3月までの半年間、合宿を含む全6回のリアルセッションと、イシス編集学校のメソッドを取り入れたオンライン稽古とで構成される。今期のテーマは「型と間のあいだ」。
詳細・お申込はこちら
▶関連情報 【Archive】[AIDA]が描く「編集的社会像」
2024年10月13日(日) Edit Tour Japans 北海道 開催
「北海道:北の伝統文化で編集稽古」
13時から、札幌市 旧永山武四郎邸にて、編集ワークショップが開催される。ナビゲーターは、岩野範昭師範と神尾美由紀師範。
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2024年10月13日(日) 『多読ジムスペシャルコース 佐藤優を読む』読了式
7月に開講した『多読ジムスペシャルコース 佐藤優を読む』が9月初旬に修了。この読了式が開催される。
▶ 関連記事 【限定30名】「佐藤優を読む」多読スペシャル第5弾
2024年10月14日(月・祝) 第53期[破]開講日
応用コース[破](基本コース卒門者対象)が開講日を迎える。
▶関連情報 【Archive】イシスの[破]がよくわかる!【番記者レポートまとめ】
2024年10月14日(月・祝) オンライン学校説明会
イシス編集学校の学校説明会を開催。編集術を簡単に体験いただくほか、受講方法のご説明や、受講にあたって気になることなど個別のご質問にも対応。
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▶ 関連記事 【伝え方の学び方がわかる!】イシス編集学校オンライン説明会開催レポート
2024年10月19日(土) 第42期[花伝所] 入伝式
編集コーチ養成コースISIS花伝所では、道場で師範の指導を受けながら、編集力を身につけるための5つのMを徹底的に鍛錬する。開講日には全員が集う入伝式が行われる。
▶ 関連記事 41[花]入伝式のPhotoスコア
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▶ 関連情報 松岡正剛が語る「師範代になるための5つの条件」(40[花]入伝式)
2024年10月23日(水) ISIS FESTA スペシャル
字像舎 新刊記念イベント いまこそ聴きたい孤高〈マーヴェリック〉の響き
~僕が出会ったアメリカ実験作曲家たち(藤枝 守)
九州支所「九天玄氣組」の中野由紀昌組長が立ち上げた出版レーベル字像舎による出版記念イベントが行われる。ゲストは、イシス・コミッションメンバーの文化人類学者 今福龍太氏、著者で作曲家の藤枝守氏。豪徳寺・本楼での開催。オンライン参加も可。
詳細はこちら(https://hyoutanza.net/2024/09/27/kokounohibiki/)
お申込はこちら(https://shop.eel.co.jp/products/detail/767)
▶関連記事 [10月中旬新刊]藤枝守『いまこそ聴きたい孤高〈マーヴェリック〉の響き~僕が出会ったアメリカ実験作曲家たち』(電子書籍)(https://hyoutanza.net/2024/09/27/kokounohibiki/)
2024年10月27日(日) 日本哲学シリーズ輪読座 新シーズン開講
図解で古典を読み解く輪読座が、10月から新シーズンが始まる。
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2024年10月28日(月)第54期[守] 開講
基本コース[守]が開講。情報編集にまつわる38の型を学ぶ4か月をお楽しみください。
▶関連情報 このフライヤーを目印に、集え53[守]vol.1
▶関連情報 このフライヤーを目印に、集え53[守]vol.2
▶関連情報 このフライヤーを目印に、集え53[守]vol.3
▶関連情報 守破離まるわかり ー イシス編集学校コースマップ 林頭吉村の編集解説Vol.06
▶関連情報 <速報>春の「不足」を編集する方法【51守伝習座 学匠・律師メッセージ】
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過去のDO-SAY
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
田中優子の酒上夕書斎|第一夕『普賢』石川淳(2025年5月27日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら語ります。 &n […]
【多読アレゴリアTV】一倉広美の「イチクラ!」着物をアートでコーデする
芽吹きの春から滴りの夏へ。いよいよ熱を帯びてきた多読アレゴリアの旬をお届けします。松岡正剛より「支度天」の名を受けたダンドリ仕掛け人・武田英裕キャスターと共に、守師範の一倉広美がアシスタントをつとめる『多読アレゴリアTV […]
この春オープンした「多読ジムClassic(25春)」も、数日のアディショナルタイムを経て、5月28日に今シーズンを無事に終了しました。3つのトレーニングお題を一挙出題! という初の試みのなか、好きなお題から、自由に行っ […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 6月のDo-Sayをお届けします。今月はイベントを多数予定していますよ!そして、イシス編集学校初のクラブ活動 […]
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。