この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

松岡正剛が校長をつとめるイシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。2023年が始まりました。イシス編集学校は年始1月から編集行事が盛りだくさんでしたね。
さあ、2月も皆さんとともに、アレコレDOしてSAYしていきます。「イシスDO-SAY」2月号をどうぞ。
(今月のカバー写真は、2月の季語「橙」)
トリガーショット、編伝1910、窯変三譚、最後のエピローグ推敲を経て、物語講座が績了を迎える。
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師範代養成コースであるISIS花伝所の指導陣が、編集を体験できるエディットツアーを開催。「ISISのしくみ」をテーマにしたレクチャー&ワークショップにより、イシス編集学校の秘密に迫ります。未入門の方もご参加可能。お待ちしております。
※詳細・お申込はこちらからご覧ください
※参考記事:【花伝OLエディットツアー 2月5日】ISISのしくみ探検!
▶関連記事 <編集力>は共読で開花する!【花伝エディットツアー】
2023年2月11日(土) 共読online 開催
イシス編集学校 校長松岡正剛直伝の「目次読書」に「マーキング読書」も加味したスペシャル・カリキュラム。[多読ジム] 参加メンバーのためのグループレッスンとして始まったものだが、未体験の方にもご参加いただけるようにいたしました。
※お申込はこちら
▶関連情報 たった1時間で新書1冊が読める!目次読書ワークショップが始動。初回、大盛況。
2023年2月11日(土) Hyper Editing Platform AIDAシーズン3 第五講
10月15日からスタートしたHyper Editing Platform [AIDA]シーズン3の第五講が開催。
▶ 関連情報 AIDA Season3「日本語としるしのAIDA」、本日開幕!
▶ 関連情報 日本語としるしの秘密は源氏物語にある AIDA Season3 第1講 10shot
▶ 関連情報 中世の九相図から無常を読む AIDA Season3 第2講 10shot
▶ 関連情報 むべ山風、台風と革命が渦巻く AIDA Season3 第3講前半
▶ 関連情報 聖なる顕現は必ず「しるし」をもっていた AIDA Season3 第3講後半
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2023年2月12日(日) 物語編集術 体験ツアー「ストーリーテラーになろう!~型から跳び出す物語」
情報編集力の実践篇・[破]応用コースの方法に迫る体験ツアー。 [破]指導陣がナビゲート。今回は「物語編集術」をテーマに、編集の「型」を使うワークショップを楽しみながら、発想を広げ物語を組み上げる体験できます。お待ちしています。
※詳細・お申し込みはこちらからご覧ください
※参考記事:【破 物語編集術体験ツアー 2月12日】 ストーリーテラーになろう!~型から跳び出す物語
▶関連記事 【[破]エディットツアー報告】感涙の物語に潜む型-物語編集術入門
2023年2月12日(日) 49期 [破] 突破日
第49[破]応用コースは、4カ月の編集稽古をすべて終え、修了日を迎える。
▶関連情報 〈突破者が書く!第1弾〉【79感門】編集道は偶然の連続(河野智寿)
▶関連情報 〈突破者が書く!第2弾〉【79感門】幼心を再編集する全然アート(中川治靖)
▶関連情報 〈突破者が書く!第3弾〉【79感門】ことことと俳句がつなぐイシスの和(一倉広美)
▶関連情報 【エアサックス加藤の三度目の突破01】編集天狗と突破を誓う!
2023年2月12日(日) 物語講座15綴 選評会議
[物語講座]の指導陣が集まり、選評会議が行われる。
▶関連情報 [15綴・物語講座]「あいだ」を物語る、リアル稽古・蒐譚場
2023年2月19日(日) 50[守] 卒門日
[守]では、4ヶ月38題の全てに回答することが卒門条件。卒門を果たすと破講座に進む資格を得ることができる。
▶関連情報 【Archive】48[守]クロニクル――19教室の得番録REMIX
2023年2月26日(日) 輪読座
今期は三浦梅園を取りあげている。第五回は、”『玄語2』 【小冊、人部】”がテーマ。
輪読座は、今からでも途中参加が可能。ご参加希望の方はお問い合わせください。
※詳細・お申し込みはこちら
▶ 関連情報 【受付開始】10/30〜輪読座「三浦梅園『玄語』を読む」情報公開&申込受付中!
▶ 関連情報 学徒よ、梅園を知れ【輪読座第1輪】
▶ 関連情報 梅園流!学びをほぐす方法【輪読座第二講】
▶ 関連情報 クリスマスに梅園を!【輪読座第三輪】
2023年2月27日(月) 学校説明会
基本コース[守]をご検討のみなさまや「編集」にご興味のある方など、どなたでもご参加いただける学校説明会。「イシス編集学校で学べることとは?」「教室」のしくみ」を中心にお話し、ミニワークを体験。
※詳細・お申し込みはこちら
過去のDO-SAY
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
田中優子の酒上夕書斎|第一夕『普賢』石川淳(2025年5月27日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら語ります。 &n […]
【多読アレゴリアTV】一倉広美の「イチクラ!」着物をアートでコーデする
芽吹きの春から滴りの夏へ。いよいよ熱を帯びてきた多読アレゴリアの旬をお届けします。松岡正剛より「支度天」の名を受けたダンドリ仕掛け人・武田英裕キャスターと共に、守師範の一倉広美がアシスタントをつとめる『多読アレゴリアTV […]
この春オープンした「多読ジムClassic(25春)」も、数日のアディショナルタイムを経て、5月28日に今シーズンを無事に終了しました。3つのトレーニングお題を一挙出題! という初の試みのなか、好きなお題から、自由に行っ […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 6月のDo-Sayをお届けします。今月はイベントを多数予定していますよ!そして、イシス編集学校初のクラブ活動 […]
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。