この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

イシス編集学校で予定されている活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。今月も皆さんとともに、アレコレDOしてSAYしていきます。
去る9月20日・21日には、2日間にわたり、20周年の感門之盟を開催しました。関わってくださったすべての方に御礼申し上げます。NEXT ISISを、ぜひご一緒に楽しんでいただければ幸いです。それでは、10月の「イシスDO-SAY」をどうぞ。
【2020年10月】
2020年10月3日(土) 45[破] 伝習座(1) / 46[守] 伝習座(1)
当期の指導人たちが集い、研鑽しあう場が伝習座。守・破ともに10月開講
▶ 関連記事「松岡校長が初インタビューに選んだお相手は? 45[守]伝習座10shot」
2020年10月4日(日) 46[守] 師範会議 / 学校説明会
▶ 関連記事「45[守]リカちゃん・クッキング 番外篇 師範からの振る舞いと誘い 5shot」
2020年10月6日(火) 物語講座13綴 受付締切
▶ 関連記事「【物語編集力シリーズ】赤羽綴師が語る! 物語は未知にも形を与える」
2020年10月7日(水) グループ受講説明会
企業人事担当者、社内推進者、地域の人材育成担当者、大学、ほかグループ受講をご検討のご担当者様の方へ、グループ受講説明会を開催。
2020年10月8日(木) 探究型読書 出版記念イベント「本の力を考える」
編集工学研究所の新刊『探究型読書』の出版記念イベントが行われる
2020年10月10日(土) 第十四季[離] 別当会議1
11月21日からいよいよ第十四季[離]の開講前に、今季の指導人たちが集まり、別当会議が行われる。
▶ 関連記事【新春企画★Quedist】田中優子さんインタビュー(3)[離]の学び:高速で仮止めの結論を出す
▶ 関連記事「おしゃべり病理医 編集ノート - 14[離]いよいよ世界読書の奥義へ」
2020年10月11日(日) 学校説明会
2020年10月12日(月) 多読ジムSeason4 開始 / 物語講座13綴 開講
読書筋を鍛える多読ジムもSeason4となる。物語講座も同日開講!秋は開講目白押し。
▶ 関連情報 多読ほんほん2016 冊師◎増岡麻子
2020年10月17日(土) 新生ハイパーエディティングプラットフォーム[AIDA] 開講
▶ 関連情報 新生ハイパーエディティングプラットフォーム[AIDA]キックオフ 10shot
2020年10月19日(月) 45[破] 開講 / 46守受付締切
▶ 関連情報 「ガンダム」に「おまかせ」!? 出世魚した45[破]の9教室
2020年10月24日(土) 第34期 花伝所 入伝式
▶ 関連情報 人はどうして学ぶのか?「わかる」の先にあるものは 33[花]入伝式
2020年10月25日(日) 輪読座 開講
イシス20周年記念 「白川静を読む」が、10月から開講!
▶ 参考情報:千夜千冊0987夜 白川静 『漢字の世界|1・2』
“若き日の白川さんは読書をして一生を送り切りたいと決断した人である。その読書も「猶ほ浅きを嫌ふ」という覚悟で臨んだ。そして、それを成し遂げた。その白川さんについて、ナムジュン・パイク(白南準)は「日本の人は白川静を読まなくてはダメよ」とぼくに言っていた。”
2020年10月26日(月) 第46期[守]基本コース 開講
遊刊Edistでは、教室をまさに担当する師範代による師範代の日々連載がはじまりました。
▶ 関連情報「ああ、それでもジャイアンは歌う――46[守]新師範代登板記 ♯1」
過去のDO-SAY
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
田中優子の酒上夕書斎|第一夕『普賢』石川淳(2025年5月27日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら語ります。 &n […]
【多読アレゴリアTV】一倉広美の「イチクラ!」着物をアートでコーデする
芽吹きの春から滴りの夏へ。いよいよ熱を帯びてきた多読アレゴリアの旬をお届けします。松岡正剛より「支度天」の名を受けたダンドリ仕掛け人・武田英裕キャスターと共に、守師範の一倉広美がアシスタントをつとめる『多読アレゴリアTV […]
この春オープンした「多読ジムClassic(25春)」も、数日のアディショナルタイムを経て、5月28日に今シーズンを無事に終了しました。3つのトレーニングお題を一挙出題! という初の試みのなか、好きなお題から、自由に行っ […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 6月のDo-Sayをお届けします。今月はイベントを多数予定していますよ!そして、イシス編集学校初のクラブ活動 […]
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。