この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静をお伝えしていきます。
イシス編集学校で学ぶ皆さんが参加できるアクティビティも多数。読んでみたい記事や新刊にまつわる情報も満載。
ぜひチェックしてみてください。
・「ISIS co-mission」とは? https://es.isis.ne.jp/isis-co-mission
・「2024年春、ISIS co-mission発足。イシス編集学校、出遊します」https://eel-dev.sakura.ne.jp/just/co-mission/
■2024年10月26日(土) 今福龍太氏、メディア掲載
書いた、思った、考えた 「霧のコミューン」今福龍太さん 今、柔らかなつながりを(中部経済新聞、有料記事)
■2024年10月28日(月) 田中優子氏、メディア掲載
今日の視角 昭和問答(田中優子)(信濃毎日新聞デジタル、有料記事)
■2024年11月1日(金) 今福龍太氏、メディア掲載
(寄稿)「現在の歴史」を生きる 文化人類学者・今福龍太(朝日新聞デジタル、有料記事)
■2024年11月1日(金) 今福龍太氏、メディア掲載
地図は一枚きりではない 「現在の歴史」をこそ生きる 今福龍太(朝日新聞デジタル、有料記事)
■2024年11月3日(日) 大澤真幸氏、登壇
第十二回河合隼雄物語賞・学芸賞記念講演会:「河合幹雄追悼シンポジウム:社会の無意識と法」に登壇(http://osawa-masachi.com)
■2024年11月3日(日) 大澤真幸氏、メディア掲載
ディズニーランドと一直線につながる“意外な宗教”とは…伝統芸能やサブカルのなかで生き残る「日本人の精神」(現代ビジネス)
『鬼滅の刃』に込められた日本人の潜在意識とは何か…スマホ・タイパ・お遍路にみる「ニッポンの病理」(現代ビジネス)
■2024年11月5日(火) 大澤真幸氏、メディア掲載
午後のおしゃべり AI対「なんじゃ、こりゃあ」 社会学者・大澤真幸さん(毎日新聞、有料記事)
■2024年11月5日(火) 宇川直宏氏の活動
仙台パルコ前のクリスマスツリーが点灯 藤巻亮太さんのミニライブも(宇川氏プロデュース、みんなの経済新聞)
■2024年11月5日(火) 田中優子氏、メディア掲載
議会制提案した上田藩士・赤松小三郎 時代背景を解説、都内で講演会 田中優子さんが登壇(信濃毎日新聞デジタル、有料記事)
■2024年11月6日(水) こまつ座、メディア掲載
大竹しのぶ ,高田聖子etc.出演 こまつ座 『太鼓たたいて笛ふいて』上演中 コメントも_(goo news)
■2024年11月7日(木) 大澤真幸氏、講義
「「世界史」の哲学 〈朝日カルチャーセンター50周年記念〉」を開催(http://osawa-masachi.com)
■2024年11月9日(土) 大澤真幸氏、武邑光裕氏、田中優子氏、津田一郎氏、ハイパーエディティングプラットフォームAIDA Season5 第2講開催
■2024年11月9日(土) 津田一郎氏、メディア掲載
津田一郎×松岡正剛『初めて語られた科学と生命と言語の秘密』(文春新書)スピンアウト企画 2024年度ノーベル物理学賞の背景を複雑系・カオス研究者が解説
第1回 なぜAI分野がノーベル物理学賞を受賞できたのか? 人工知能(AI)のブレークスルーを生み出した複雑物理系の理論(文春オンライン)
第2回 人工ニューラルネットワーク研究を牽引してきた日本。なぜノーベル賞を逃したか?(文春オンライン)
第3回 複数のタスクを同時にできる人間の脳のすごさ。やがて生成AIを上回る技術革新が生まれる――(文春オンライン)
■2024年11月9日(土) 宇川直宏氏、イベント登壇
細野晴臣のDOMMUNE特番明日!写真やアートワーク、ドキュメンタリーフィルムで紐解く“55年史”(ナタリー)
■2024年11月11日(月)武邑光裕氏、遊刊エディスト コラム掲載
■2024年11月11日(月) 田中優子氏、メディア掲載
今日の視角 小日本をめざす(田中優子)(信濃毎日新聞デジタル、有料記事)
■2024年11月12日(火)宇川直宏氏の活動
<さどの島銀河芸術祭2024|過去と未来の帰港地>閉幕の儀がDOMMUNEにて開催
■2024年11月12日(火)鈴木健氏、登壇
なめらかな社会と社会的共通資本 鈴木健さんX森田真生さん @法然院様 宇沢国際学館主催(Peatix)
■2024年11月15日(金)宇川直宏氏、MC
渋谷パルコ、5周年おめでとう! ”劇場”からはじまった彼らの歴史を、森山未來らアーティストたちが、”劇場”的に盛り上げていきます。 | news | HOUYHNHNM(フイナム)
■2024年11月22日(金)~24日(日) 今福龍太氏、作品展
台北アートブックフェアに手製本工房Gato Azulとして参加出品
■2024年11月29日(金)武邑光裕氏、登壇情報
『Outlyig 僻遠の文化史』刊行記念 武邑光裕 × 若林恵 トークイベント(青山ブックセンター本店、19:00~)
■2024年11月30日(土)田中優子氏、講話
調布で井上弘久さん独演「椿の海の記」 法政大・田中優子名誉教授の講話も(調布経済新聞)
■2024年12月7日(土)田中優子氏、講演
市制施行70周年記念事業 12月7日土曜 田中 優子さん講演会「女性のちからが社会を変える」(草津市)
■2024年12月10日(火)田中優子氏、講演
■随時 宇川直宏氏、ライブストリーミング
■毎週土曜ひる12:00〜 田中優子氏、TV出演
「関口宏の一番新しい江戸時代」
https://bs.tbs.co.jp/culture/edo/episode/
以上、2024年11月「ISIS co-mission DO-SAY」をお届けしました。
※Edistライター、募集中
ISIS co-mission メンバーの活動を取材してみたい方、
ご関心のある方は、Edist編集部までご連絡ください
お問い合わせ: https://es.isis.ne.jp/contact
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
田中優子の酒上夕書斎|第一夕『普賢』石川淳(2025年5月27日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら語ります。 &n […]
【多読アレゴリアTV】一倉広美の「イチクラ!」着物をアートでコーデする
芽吹きの春から滴りの夏へ。いよいよ熱を帯びてきた多読アレゴリアの旬をお届けします。松岡正剛より「支度天」の名を受けたダンドリ仕掛け人・武田英裕キャスターと共に、守師範の一倉広美がアシスタントをつとめる『多読アレゴリアTV […]
この春オープンした「多読ジムClassic(25春)」も、数日のアディショナルタイムを経て、5月28日に今シーズンを無事に終了しました。3つのトレーニングお題を一挙出題! という初の試みのなか、好きなお題から、自由に行っ […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 6月のDo-Sayをお届けします。今月はイベントを多数予定していますよ!そして、イシス編集学校初のクラブ活動 […]
コメント
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。