この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる8名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静をお伝えしていきます。
イシス編集学校で学ぶ皆さんが参加できるアクティビティも多数。読んでみたい記事や新刊にまつわる情報も満載。
ぜひチェックしてみてください。
・「ISIS co-mission」とは? https://es.isis.ne.jp/isis-co-mission
・「2024年春、ISIS co-mission発足。イシス編集学校、出遊します」https://eel-dev.sakura.ne.jp/just/co-mission/
■2024年8月16日(金) 井上麻矢氏、連載
「井上ひさしと戦争(6) 井上麻矢さん(劇団「こまつ座」代表)」(山形新聞、有料記事)
https://www.yamagata-np.jp/news/202408/16/kj_2024081600600.php
■2024年8月11日(日)~11月10日(日) 宇川直宏氏、アーティストとして参加
「さどの島銀河芸術祭2024」
https://mezamashi.media/article/15295304
■2024年8月17日(土) 今福龍太氏、講座
朝日カルチャーセンター新宿 『霧のコミューン』刊行記念講座
■2024年8月18日(日) 宇川直宏氏
宇川直宏らが講師。空間コンピューティングの表現を学ぶ『NEWVIEW SCHOOL JAPAN』 募集締め切り
https://www.cinra.net/article/202407-whn-newviewschool_edteam
■2024年8月20日(火) 今福龍太氏、登壇
今福龍太&吉増剛造+Marylya《Domus/Garoa, Forest》朗読とパフォーマンス 南青山 Mandala
https://mandala.gr.jp/aoyama/schedule/20240820/
■2024年8月23日(金) 田中優子氏、講演
「社会イノベーションの新メカニズム ~ポストSDGsの答えはエコシステム社会デザイン~」
https://esa.or.jp/activity/event/1.html
■2024年8月24日(土) 今福龍太氏、イベント
横浜BankART「島袋道浩展にて、音楽が聞こえてきた」トークイベント(ブラジルやキューバの音楽・巷の即興音楽士・吟遊詩人の話)
https://bankart1929.com/shimabuku/
■2024年9月8日(日) 今福龍太氏、イベント
下北沢B&Bにて、ブラジルの詩人の朗読、ハワイ語の歌の演奏
https://bookandbeer.com/event/bb240707a/
■2024年9月14日、15日(土、日) コミッション・メンバー、感門之盟に登壇予定
■2024年9月22日(日)今福龍太氏、講演
リスボンの現代美術館にて開催される「Fernando Lemos回顧展」で開館記念講演
■2024年9月28日(土)今福龍太氏、講演
リスボンの現代美術館「Fernando Lemos回顧展」で行われる日本の現代美術展「ENGAWA」で基調講演とトーク
■2024年11月22日(金)~24日(日) 今福龍太氏、作品展
台北アートブックフェアに手製本工房Gato Azulとして参加出品
■随時 宇川直宏氏、ライブストリーミング
■毎週土曜ひる12:00〜 田中優子氏、TV出演
「関口宏の一番新しい江戸時代」
https://bs.tbs.co.jp/culture/edo/episode/
■武邑光裕氏、エディストでの連載スタート
「武邑光裕の新·メディアの理解 ①」
https://eel-dev.sakura.ne.jp/nest/mitsuhiro_takemura01/
以上、2024年8月「ISIS co-mission DO-SAY」をお届けしました。
※Edistライター、募集中
ISIS co-mission メンバーの活動を取材してみたい方、
ご関心のある方は、Edist編集部までご連絡ください
お問い合わせ: https://es.isis.ne.jp/contact
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
田中優子の酒上夕書斎|第一夕『普賢』石川淳(2025年5月27日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら語ります。 &n […]
【多読アレゴリアTV】一倉広美の「イチクラ!」着物をアートでコーデする
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コメント
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。