この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる8名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静をお伝えしていきます。
イシス編集学校で学ぶ皆さんが参加できるアクティビティも多数。読んでみたい記事や新刊にまつわる情報も満載。
ぜひチェックしてみてください。
・「ISIS co-mission」とは? https://es.isis.ne.jp/isis-co-mission
・「2024年春、ISIS co-mission発足。イシス編集学校、出遊します」https://eel-dev.sakura.ne.jp/just/co-mission/
■受付中 こまつ座第150回公演「母と暮せば」
7月から大阪、東京、沖縄公演(会場によっては売切)
http://www.komatsuza.co.jp/program/#more469
■2024年7月1日(金)田中優子氏、記事公開
信濃毎日新聞 「今日の視角 江戸・東京世界遺産?(田中優子) 」(有料記事)
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024070100382
■2024年7月2日(土)大澤真幸氏、対談記事公開
遺伝がもたらす優劣にどう向き合うべきか? 「親ガチャ」問題を社会学者とサイエンス翻訳家が考える
新潮社 波 [対談・鼎談/レビュー] (生物・バイオテクノロジー)
https://www.bookbang.jp/review/article/769989
■2024年7月5日(金)田中優子氏、記事公開
週刊金曜日 「「もしゆり」の恐怖」
https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2024/07/05/fuusokukei-93/
■2024年7月6日(土) 大澤真幸氏、新刊『Thinking O 未来のための終末論』(左右社)刊行
http://osawa-masachi.com/?p=1976
■2024年7月8日(金)田中優子氏、記事公開
信濃毎日新聞 「今日の視角 沖縄意見広告運動(田中優子)」(有料記事)
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024070800410
■2024年7月9日(土)宇川直弘氏、記事公開
電通総研 パイオニアの原点 | 宇川直宏氏 なぜ、現“在”と向き合い続けるのか?
https://www.dentsusoken.com/case_report/research/20240709/2604.html
┗関連記事:
■2024年7月11日(木)宇川直弘氏
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]アート・インキュベーション・プログラムに、宇川氏が審査員・メンターとして参加。
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/07/11/07.html
■2024年7月12日(金) 井上麻矢氏、ラジオ出演
BayFMに出演。
https://www.bayfm.co.jp/info/20240712motive/
■2024年7月14日(日) 井上麻矢氏、講演
イシス編集学校 53[守] 井上麻矢の編集宣言
https://es.isis.ne.jp/news/event/7214
■2024年7月16日(火) 今福龍太氏、新刊『霧のコミューン』(みすず書房)刊行予定
https://www.msz.co.jp/book/detail/09712/
■2024年7月16日(火) 宇川直宏氏、武邑光裕氏の共演
デジタルハリウッド大学大学院公開セミナー|AI Bricolage Session 5th session 「魔術と越境」
https://mainichi.jp/articles/20240613/pr2/00m/020/816000c
■2024年7月21日(日) 今福龍太氏、イベント登壇
今福龍太『霧のコミューン』刊行記念トーク (UNITE:東京都三鷹市)
お申し込みは以下サイトから
https://www.unite-books.com/event
■2024年7月26日(金)今福龍太氏、イベント登壇
今福龍太『霧のコミューン』刊行記念トーク (恵文社一乗寺店 コテージ:京都)
お申し込みは以下サイトから
https://www.msz.co.jp/news/event/09712-keibunsha20240726/
https://note.com/keibunshabooks/n/n17680617145f
■2024年7月26日(金) 鈴木健氏、登壇
トークセッション 多元的未来を体感する特別講座:
WIRED UNIVERSITY × Miraikan開講
https://wired.jp/article/wired-university-and-miraikan/
■2024年7月27日(土)今福龍太氏、登壇
今福龍太+川瀬慈対談「
岐阜県揖斐川町谷汲長瀬《縁舎》https://
■2024年7月28日(日)今福龍太氏、セミナ―開催
青貓堂セミナー 今福龍太・連続講座「 ふれる よむ かく ── 本の銀河へ 」
第三回:ロラン・バルト『明るい部屋』を読む」
http://cafecreole.net/gatoazul/aoneko-seminar3.html
■2024年8月3日(土) 宇川直宏氏、VJとして参加
田中フミヤ・石野卓球ら出演 オールナイトDJイベント
『LIQUIDROOM 20th ANNIVERSARY -HISTORY OF TECHNO-』
https://spice.eplus.jp/articles/329676
■2024年8月11日(日)~11月10日(日) 宇川直宏氏、アーティストとして参加
「さどの島銀河芸術祭2024」
https://mezamashi.media/article/15295304
■2024年8月17日(土) 今福龍太氏、講座
朝日カルチャーセンター新宿 『霧のコミューン』刊行記念講座
■2024年8月20日(火) 今福龍太氏、登壇
今福龍太&吉増剛造+Marylya《Domus/Garoa, Forest》朗読とパフォーマンス 南青山 Mandala
https://mandala.gr.jp/aoyama/
■2024年8月23日(金) 田中優子氏、講演
「社会イノベーションの新メカニズム ~ポストSDGsの答えはエコシステム社会デザイン~」
https://esa.or.jp/activity/event/1.html
■2024年9月14日、15日(土、日) コミッション・メンバー、感門之盟に登壇予定
■2024年9月22日(日)今福龍太氏、講演
リスボンの現代美術館にて開催される「Fernando Lemos回顧展」で開館記念講演
■2024年9月28日(土)今福龍太氏、講演
リスボンの現代美術館「Fernando Lemos回顧展」で行われる日本の現代美術展「ENGAWA」で基調講演とトーク
■2024年11月22日(金)~24日(日) 今福龍太氏、作品展
台北アートブックフェアに手製本工房Gato Azulとして参加出品
■随時 宇川直宏氏、ライブストリーミング
■毎週土曜ひる12:00〜 田中優子氏、TV出演
「関口宏の一番新しい江戸時代」
https://bs.tbs.co.jp/culture/edo/episode/
以上、2024年7月「ISIS co-mission DO-SAY」をお届けしました。
※Edistライター、募集中
ISIS co-mission メンバーの活動を取材してみたい方、
ご関心のある方は、Edist編集部までご連絡ください
お問い合わせ: https://es.isis.ne.jp/contact
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
田中優子の酒上夕書斎|第一夕『普賢』石川淳(2025年5月27日)
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【多読アレゴリアTV】一倉広美の「イチクラ!」着物をアートでコーデする
芽吹きの春から滴りの夏へ。いよいよ熱を帯びてきた多読アレゴリアの旬をお届けします。松岡正剛より「支度天」の名を受けたダンドリ仕掛け人・武田英裕キャスターと共に、守師範の一倉広美がアシスタントをつとめる『多読アレゴリアTV […]
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イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 6月のDo-Sayをお届けします。今月はイベントを多数予定していますよ!そして、イシス編集学校初のクラブ活動 […]
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。