イチ推し! 編集部セレクション [2023年6月]

2023/07/09(日)20:30
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毎月公開されるEdist記事は30本以上! Edist 編集部メンバーが厳選した、見逃せない今月の推しキジをお届けします。

今日はちょっと遅れてのお届けになりました、5月に公開された記事からのイチオシSelectionです。

 

今月は、「イシス人インタビュー☆イシスのイシツ」の連載をもつ羽根田月香さんが、推しキジPickに初参加してくださいました。羽根田さんは現在「チーム渦」で学衆コラム「ISIS wave」の編集担当もされています。どんな記事をPickしてくだったのでしょうか?!

 

それでは今月の推しキジ、いってみよぅー!

 

    • 1マエストロ上杉’s 推しキジ!  uesugi
    •      ー 応援ファンファーレでPick!

 

⦿【多読ジム募集】映画で痛快・物語で爽快 season15・夏

雨がちな季節に「夏」を感じるこちらを選びました。ライターは、春にオリジナル編集力チェックをスタートして大活躍の角山祥道さん。そのサクサクとした軽快な文体は、梅雨の湿気を吹き飛ばしてくれるようです。若手でフレッシュな山内貴暉さんのアイキャッチにもご注目ください。

──上杉 公志

 

マツコ
マツコ
多読ジムって、何をしているところなのか? なんとなく難しそうだし、読書の強者じゃないと参加できないんじゃないか?という印象が、あるかもしれません。でも、今回の角山さんの記事を読むと、いつにもまして、多読ジムという場所で、何が待っているのか?その楽しみ方がよくわかりましたね!さすが職業としてライターを長年やっていらっしゃる腕ですね。多読ジム、今期はスタートしてしまいましたが、また秋に、広く皆さんにご参加いただけるしかけもあるようですよ!今後も多読ジムを要チェック!です

 

    • 2吉村林頭’s 推しキジ!
    •      ─ ISISの今でPick!

 

⦿◎速報◎日本イシス化計画へ花咲かす【39[花]入伝式・田中所長メッセージ】

前触れもなく日本イシス化計画をリークした田中晶子花伝所所長。「日本をイシスにしてしまえー!」と筋肉少女帯ばりにシャウトしたわけではないが、編集を世に広めるべく入伝生に向けて『五輪書』を引いて、3つの心得を示した。それをエディスト記事ですっぱ抜いたのは、売り出し中のエディストライター・福井千裕。あらゆるイベントに出没し、早くも記者魂を剥き出しにしている。福井千裕のエディスト砲に要注目!

── 吉村 堅樹

 

マツコ
マツコ
エディストの編集会議をしていても、福井さんのお名前が出ないことはないんじゃないか、というほどのコミット具合で、記事も写真もずんずんと進めていらっしゃる姿が、頼もしいです。 花伝所で、大事なメッセージが共有されたようですね。これから誕生する師範代たちが一層深みを増した指南をくりひろげ、社会と編集の接点となっていくことでしょう! 今期の花伝所も楽しみですね〜。

マツコ’s Plus one?!

チラ見せされる「日本イシス化計画:インタースコア2028」&林頭語録! 

 

 ? ワークショップエディターが日本イシス化の先陣を切る!【実香連】

 ? 師範代にすることに責任を持ちたい:麻人の意気込み【39[花]入伝式】

 ? カプタの苗床――51[守]の開講1週間

 ? まなざしの奥にあるものは_第3視【50[破]伝習座】

そしてすでにVol51まできている「オツ千」もお忘れなく〜。

 

  • 3後藤’s 推しキジ! 
          50[破]の凄まじさでPick!

 

⦿50[破] セイゴオ知文術へ、”全集中”はじまる。 50破hyo-syoちゃんねるvol.1

⦿50[破] 知文術の新たなる生態

50[破]が凄まじいことになっているらしい。
アリスとテレス賞セイゴオ知文術のエントリーを前に、2週連続で”評匠N”こと中村羯磨が知文術におけるヒントと今期の稽古ぶりを届けてくださいました。
今回の記事では稽古においての「読み」と「書き」について開陳。
「読み」については「これらの本の「地」をどう読むか」と差し出し、「書き」については「場を共有する“仲間たち”と書くこと」と手渡す。ここでいう“仲間たち”とは直接的には、同じ教室で稽古を共にしている学衆仲間を指していますが、おそらく本にまつわるあらゆる人・モノ・コトも丸飲みにせよというメッセージを感じました。
50[破]の凄まじさを受けてか、いつもより筆力圧めに感じられる今期の「hyo-shoちゃんねる」。続報が楽しみです。──後藤 由加里

マツコ
マツコ
今期50[破]は、いつもよりも受講された方が多く、100名ほどが[破]に集い、編集道をまっしぐら。しかも、いつもよりもどこか熱心に取り組まれているらしいということを聞いています。その熱気に呼応してか、後藤さんPickのhyo-shoちゃんねる、評匠たちの筆圧が高い?! 6月末には第2回アリストテレス賞の告知がなされたようですね。あと6週間、評匠も学衆も指導陣の皆様も、どうぞ悔いのないブ熱い[破]をお楽しみください! 

 

マツコ’s Plus one?!

50破で提示された課題本10冊は以下のとおり。突破済みのかたも、これから編集学校に入ろうかな、という方も、手に取ってみてはいかが?

 

『悪童日記』アゴタ・クリストフ
『文字逍遥』白川静
『地球にちりばめられて』多和田葉子
『生命誌とは何か』中村桂子
『フラジャイル』松岡正剛
『虫と歌 市川春子作品集』市川春子
『東京プリズン』赤坂真理
『数学する身体』森田真生
『あなたの人生の物語』テッド・チャン
『椿の海の記』石牟礼道子

4 羽根田’s 推しキジ! 
      ─ ツアーレポートのお手本でPick!

 

⦿編集で子育てをより楽しく!【編集体験エディットツアーレポ】

ツアーレポートを読む読者の大半は、その場にいなかった非参加者、つまり「関係のない」人たちです。彼ら彼女らにどこまで興味を持たせら

れるか、臨場感を共有させられるか。レポートの難しさと成否のカギはそこにあります。

誰にでも共通する「お悩み」を軸に、読者との結節点をつなげたのが福井千裕さんのレポートでした。子育て中の悩みとはいっても、誰もが一

度は子供だったわけで、地と図を回転させながらいつのまにか読者をツアーの渦に誘い込むという趣向。ラストに隣接と波及をもってくること

によって、最も重要なソノサキを掻き立てることにも成功しています。

外部からの目線を意識して書けるのは、福井さんがイシス初のジャーナリスト・ウメコ記者の薫陶を受けたJUSTライターチームの一員である

から? デビューから現在までの記事数や熱量からも、ポストウメコ誕生?の期待が高まります。 ──羽根田 月香

マツコ
マツコ
今回、チーム渦から、羽根田月香さんが推しキジPickに初参加!羽根田さんといえば、花伝所を放伝後、エディストで書きたい!と名乗り出てくださった、稀有なエディスト・ライターなのでした。本業でライター・編集を行うも、縛られずに自由にかけるエディストは貴重な場なのだとか。羽根田さんの「イシスのイシツ」インタビュー・シリーズで、まだみぬ素顔を見せてくれたイシスメンバーたちは数知れず。そんな羽根田さんから今回Pickいただいたのが、これまたエディストの新星・福井さんの記事でした!編集64技法で言えば、「網羅」と同時に「要約」が光る、とでもいいましょうか。イシスの今が、こうして皆さんに知っていただけるのは、編集部としてはとてもうれしいことですね!今後も、Justライター、エディストライターの皆さんのご活躍を楽しみに待っています?

 

マツコ’s Plus one!???

 

羽根田月香さんの人気連載!

?「イシスのイシツ」インタビュー・シリーズ

【宇宙人な桂大介】【福田容子の伝説】【矢萩邦彦の黒】【ズレのネットワーカー福田恵美】【”守”護神な景山和浩】
【鏡の国の阪本裕一】【シャーマンな西森千代子】【掘ってつなぐ森山智子】【浅羽登志也の他力本願】
【魔法使いな植田フサ子】【用意周到な畑本ヒロノブ】【孕む吉居奈々】

 

 

みなさんのオシは、見つかりましたか?

以上、2023年6月の記事から、エディスト編集部の”イチ推しキジ” を厳選してお届けしました。

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

  • ISIS co-mission (イシス編集学校アドバイザリー・ボード)

    イシス・コミッション DO-SAY 2025年6月

    イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]

  • 田中優子の酒上夕書斎|第一夕『普賢』石川淳(2025年5月27日)

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コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。