この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!そのなかからエディスト編集部メンバーが厳選した、もう一度読みたい注目の”今月の推しキジ” をお届けしています。
今回は6月に公開された記事の中から、選りすぐりを紹介です。
あなたのイチ推しキジが選ばれているかも?!
それではいってみよー!
ー Pick!
〆切間近、残席わずか!
「佐藤優を読む」篇では武器としての編集思考を身につけることを目指します。「知識を身体化する」「ポリフォニックに読む」「目的論的に思考する」という大きく三つの方針があり、開講中に三回も佐藤さん直伝レクチャー&ディクレションがあります。こんな機会、なかなかありません。
まだ間に合います! ぜひご参加ください! ── 金 宗代
マツコ’s Plus One!? 佐藤優氏 on Edist!!
★『情歴21』第6弾 “ナマ佐藤優”のアウラを体感せよ【ISIS FESTA SP】
★佐藤優の「ウクライナ読み」本リスト大公開! ISIS FESTA SP「情歴21を読む」(7/22)事前読書のススメ
★【AIDA】佐藤優さん独占インタビューを公開しました
★【AIDA Season2 第1講 速報!】七巨頭、豪徳寺に会しておおいに問題提起する
★【AIDA】佐藤優氏に聞く ウクライナ危機に見る「歴史なきナラティブ」の危険性とは
ー 応援ファンファーレでPick!
『太平記』に乱世を見つめる方法を思う【輪読座「『太平記』を読む」第三輪】
「輪読座」にとって、今やなくてはならない存在の一人をご存知ですか? その人こそ、宮原由紀さんです。コロナ禍々真っ只中の2021年春期の「柳田國男を読む」以降、ラウンジでのコミュニケーションから会場運営サポート、そして充実のPOSTレポート記事をとどけてくださっています。その間に扱ったテーマは「道元」「湯川秀樹」「三浦梅園」「幸田露伴」「富士谷御杖」と、松岡校長が千夜千冊でとりあげたものばかり。
今回の記事では、輪読座でのバジラさんと座衆の対話をJUST記事でドキュメントくださいました。講座の内容のみならず、輪読座の様子なども垣間見ることできます。輪読座の雰囲気を含めて気になる方は、ぜひ宮原さんの過去のレポートへアクセスください!
なお、開催中の「『太平記』を読む」は現在も受講受付中。過去回はアーカイブでも視聴できるようです! ── 上杉 公志
3 後藤’s 推しキジ!
─ 4年ぶりに帰ってくる!でPick!
【全国行脚】2024年、あなたの街で「編集稽古」が体験できます~エディットツアー ジャパンズ始動~
2019年夏から開催された全国同時開催のエディットツアーは、2020年コロナ禍で中断を余儀なくされ、開催を見送った地域もありました。それ以来エディットツアーは本楼とオンライン開催を中心に、行ってきましたが、全国行脚するエディットツアーが4年ぶりに帰ってきます!7月21日の福島を皮切りに、福岡、東京、宮城、滋賀、沖縄・・・と続々と夏から秋にかけて各地での開催が決まってきました。開催情報はイシス編集学校のHPで更新していきますので、ぜひチェックを! ──後藤 由加里
ツコ’s Plus One!?
Edit Tour Japans! 参加できるご近所の ”編集場” を探そう!
★エディットツアー in 福島 7月21日(日) 13:00-15:00 @pentonoto
★エディットツアー in 福岡 「夏休み 読み書き編集ワーク」8月3日(土) 14:00-16:00 @コミセン和白
★エディットツアー in 東京 「本との交際術講座!」8月3日(土) 19:00-20:30 @青熊書店
★オンライン開催@ISIS花伝所ツアー「特別開催 方法日本 編集指南ワーク&レクチャー」8月31日(土) 14:00-16:00
★エディットツアー in 滋賀 「近江いないないばー編集術」(仮)9月7日(土)@BIWAKO PICNIC BASE
★エディットツアー in 沖縄「編集!縁から円でおおきなわ」(仮)10月11日(金) 19:00~20:30 @カフェ「Bookish」
全国でのエディットツアー。ワークショップのお申込みはこちらから!
https://es.isis.ne.jp/admission/experience
ISIS waveは渦を起こす――チーム渦◎座談会 vol.1
ISIS waveで書き手もうずうず――チーム渦◎座談会 vol.2
ISIS waveで渦を増やしたい――チーム渦◎座談会 vol.3
松岡校長がモットーとしているのは「公私混同」と「えこ贔屓」ですが、たまには我も真似してみむとてするなりということで、今回はチーム渦メンバーである私から、これらの記事をえこ贔屓します。このチーム渦、偶然の寄せ集めのようでいてじつは、4人集まるとユニークな二軸四方ができあがるメンバーなのです。記事にも書かれていますが、それぞれのエディティングキャッチである「冷静」と「直球」を縦軸に、「人情」と「見立て」を横軸にすると、ちょっと面白い記事が書けそうな気がしてきます。何事もウズウズする気持ちから始まると信じるチーム渦。子育て活動休止中のメンバー吉居奈々さんからは「〝書きたいのに書けない〟は大好物。Chatより対話重視でがんばってます」とメッセージが届きました。 ──羽根田 月香
以上、2024年6月の記事から、エディスト編集部の”イチ推し” を厳選してお届けしました。
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エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
田中優子の酒上夕書斎|第一夕『普賢』石川淳(2025年5月27日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら語ります。 &n […]
【多読アレゴリアTV】一倉広美の「イチクラ!」着物をアートでコーデする
芽吹きの春から滴りの夏へ。いよいよ熱を帯びてきた多読アレゴリアの旬をお届けします。松岡正剛より「支度天」の名を受けたダンドリ仕掛け人・武田英裕キャスターと共に、守師範の一倉広美がアシスタントをつとめる『多読アレゴリアTV […]
この春オープンした「多読ジムClassic(25春)」も、数日のアディショナルタイムを経て、5月28日に今シーズンを無事に終了しました。3つのトレーニングお題を一挙出題! という初の試みのなか、好きなお題から、自由に行っ […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 6月のDo-Sayをお届けします。今月はイベントを多数予定していますよ!そして、イシス編集学校初のクラブ活動 […]
コメント
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。