エディスト編集部のイチ推しセレクション [2025年2月]

2025/02/25(火)19:00
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公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!そのなかからエディスト編集部メンバーが厳選した、もう一度読みたい注目の”今月の推しキジ” をお届けしています。

 

今回は、2025年1月に公開された記事の中から選ばれた記事をご紹介します。それでは、さっそく先月の推しキジ、発表~です!!

 

    • 1後藤’s 推しキジ! 
    •      ー 新連載はじまりました!でPick!

 

べらぼう絢華帳 ~江戸を編む蔦重の夢~ その一

大河ドラマ「べらぼう」と並走する連載がはじまりました。大河ドラマをこよなく愛する多読アレゴリア「大河ばっか!」の相部礼子さんと宮前鉄也さんが毎週の見どころを、毎週せっせとお届けしてくれています。
その一ではシーンを、その二ではワールドモデルを、その三ではキャラクターを、といったように物語編集術としてドラマを見るにも、お二人が着目した見どころを読むとさらに物語の理解が進みます。
「べらぼう絢華帳」は毎週金曜あたりに公開されていきます。大河とあわせてご注目を! ─後藤 由加里

 

後藤由加里
後藤由加里
「べらぼう」の江戸時代といえば忘れてはいけないのは、1月1日からスタートした「田中優子の学長通信」!こちらは毎月1日に公開予定ですのでお見逃しなく。

 

毎週金曜日に届けられる見どころ振り返りコラム。ドラマを見ながら、こちらのコラムを追っかけている方も多いのではないでしょうか? 大河ドラマ数寄!を感じますね。マツコが注目しているポイントは、「大河ばっか!」の相部礼子さんと宮前鉄也さんが[物語講座]の指導陣でもあること!!そのおふたりが大河ドラマという物語を、どんなフィルターで切り取り、見どころをどんなふうにとらえていらっしゃるのか?それがとても気になり、思わず読んでしまうマツコでした。これからも楽しみにお待ちしております~
マツコ
マツコ

 

  • 2 マエストロ上杉’s 推しキジ!  uesugi
  •      応援ファンファーレでPick!

     

    「わたし、迷っています。」田中優子学長、セイゴオ誕生日に驚きの告白

    JUSTライターで、多読アレゴリア「千夜千冊パラダイス」でも大活躍の福井千裕さんが、松岡校長の誕生日である1月25日にひらかれた「花伝敢談儀」でのスクープを、記事として残してくださいました。

    花伝敢談儀は、花伝所の放伝生(コース修了者)が、師範代へと向かう最初の節目であり、蝶が羽を出すために蛹状態の背に自ら切れ目を入れるような、静かですが劇的な瞬間です。

    スクープというのは、単に、敢談儀では「放伝生」として参加された田中優子学長が、「師範代へなろう」という心の動きをとらえたということだけではありません。そうした心の動きが、花伝敢談儀のプログラムやその場の対話によってもたらされたことを、プロセスや写真を含めた表情ごと、形にしてくださっている点です。

    まだまだ寒い日々はつづきますが、来季講座の開講に向けて、編集的自由へと羽ばたく師範代の方々の姿が目に浮かぶような、春を先取りするあたたかな記事でした。 ──上杉 公志

  • マツコ
    マツコ
    こちらの記事、公開されたとたんに話題になりました!見ましたか?と、エディストライター達が集うラウンジで、みなさん口々に。”学長、楽しみですね~”と。福井さんの記事への、上杉さんの推しコメントがまた優しくっていいですねぇ。さすが、イシスのオネスティ上杉と林頭に呼ばれるだけある敬愛がこもったコメントです。

 

  • マツコ
    マツコ
    そして、この方も!!
  •  

3 吉村林頭’s 推しキジ! 
      ISISの今でPick!

 

「わたし、迷っています。」田中優子学長、セイゴオ誕生日に驚きの告白

イシスに激震走る! 今期の花伝所には場違いな入伝生がいた。田中優子学長その人である。守・破・離・風韻講座を修了して、残すは花伝所のみということで花伝所を受講した田中優子学長。学長としての責務を優先したいと、師範代になる気は全くないと、周りにも宣言していた。ところが、である。花伝所の修了イベントの熱気に煽られたのか、「わたし、迷ってます」とその葛藤する心境を吐露しはじめたのだ。そこを見事に福井千裕ジャストライターがスクープした。その後、田中優子学長は迷いを断ち切って、師範代にエントリー。来期春からは田中優子師範代兼学長の教室が登場する。どんな教室名になるのか、乞うご期待である。─吉村 堅樹

マツコ
マツコ
吉村林頭も、福井さんのJUST記事を選びました!複数の選者が、同じ記事を選んでしまうことはままありますが、今月はこういうことになりました♪ 福井JUSTライターは、場面の切り取り方が秀逸です。まんべんなくかくと、漫然とした記事になってしまう。どの場面を切り取るか、どう要約するかが、速報記事の醍醐味です。今回の記事は冴えわたる福井さんの目が光りました。

 

4 チーム渦:角山さん’s 推しキジ! 
      内と外を繋いでPick!

 

  • ⦿スタートアップのためのちぐはぐな本棚 ―「STATION Ai」ヒントライブラリーのプランニング編集術

    思うに「遊刊エディスト」は、外の世界との接続装置です。イシスという内と外をどう繋ぐか。この「問い」が弱いと内輪ネタに終わり、「問い」が立っていると記事の質は上がります。名古屋のスタートアップ企業の本棚選書を、イシスの中部支所・曼名伽組が担当したというレポート記事は、「イシスと外を繋ぐ」狙いが明確でした。活動自体が「イシスと外を繋ぐ」ものであり、レポート自体も、「選書の裏側を紹介」するという体で、そこに使われた方法を詳述します。まず伝えるべきトピックがあって、それをイシスの方法で語り直す。トピック×方法です。そうか、「遊刊エディスト」はこの基本に立ち返るべきなのだと、私はこの記事に教わりました。

  • ── 角山 祥道

マツコ
マツコ
角山さんが推すだけあって、いい記事ですね~。編集学校の内と外を結ぶトピックと方法、石黒好美さんの筆が立ちます。曼名伽組のご活躍もさることながら、場の魅力、編集のなせるワザを感じさせる文章の運び。写真もあいまって、行ってみたい!と思わせる。一つの手本として読みたい記事です。これからも、他の場所でも編集工学的選書プロジェクトがひろがっていくのでしょうか?!だとすればとても楽しみですね。

 

以上、2025年1月の記事から、エディスト編集部の”イチ推し” を厳選してお届けしました。みなさんのオシは、見つかりましたか?

 

次に選ばれるのは、あなたの記事かもしれない!

 

 


 

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  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

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コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。