五感以上の感じ方?自分にない「カラダセンサー」を想像したら衝撃的だった。

2025/05/15(木)18:00
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ほんのれんラジオの最新エピソードが公開されました!

イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]まで了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオ。

 

ほんのれんvol.26は、”カラダ使えてる?デジタル時代の身体論”です。

今回は、動物たちの環世界や、目の見えない方の感覚から、世界の多様な感じ方を覗いてみます。

カラダが持っているはずの「センサー」、眠らせてる??

 

五感以上の感じ方?自分にない「カラダセンサー」を想像したら衝撃的だった。

 

▼お品書き

 

お知らせ/みんなが持ってる特殊な「カラダセンサー」は??/小銭の重さで何円分か分かる/時間を当てられる/目覚ましが鳴る3分前に起きる/猫のふみさんにはどう見える?/木になってみたい/動いてないものの環世界/旬感本紹介『動物には何が見え、聞こえ、感じられるのか一人間には完治できない脅威の環世界』/アザラシはヒゲがセンサー/虫類は足で味がわかる/『目の見えない人は世界をどう見ているのか』/ソーシャルビュー試しにやってみる!/視覚に頼らず絵を見てみよう/目が見えない方の世界の見方/足がセンサー/無然の動きを受容して、次の動きのきっかけにす

る/場と踊れ!/身体は流動体

▼今月の旬感本

(1)『目の見えない人は世界をどう見ているのか』伊藤亜紗(著) 光文社2015

(2)『動物には何が見え、聞こえ、感じられるのか一人間には感知できない驚異の環世界』エド・ヨン(著)久保尚子(訳)柏書房

2025

(3)『からだの錯覚一脳と感覚が作り出す不思議な世界』小鷹研理(著)講談社 2023

(4)『デジタルネイチャー一生態系を為す汎神化した計算機によると寂』落合陽一(著)PLANETS/第二次惑星開発委員会 2018

(5)『新訳号と禅一付・「武士道的な弓道」講演録」オイゲン・ヘリゲル(著)魚住孝至(訳・解説)KADOKAWA 2015

 

 

 

  • ほんのれん編集部

    編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。