【ほんのれんラジオ:ホントの自分04】ホントの自分は、ひとりじゃない!?平野啓一郎と江戸っ子に学ぶ「たくさんの私」で生きる方法

2024/05/30(木)09:30
img LISTedit

本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
「ほんのれんラジオ」の最新シリーズが公開されました!

 

2024年5月のテーマは「ホントの自分? アバター時代のたくさんの私」。シリーズ4本目の今回は、いよいよ「たくさんの私」に迫ります。江戸時代の人たちは、「連」というメタバースで生身のアバターをいくつも持っていた!? 自分の輪郭は場によって決まる? 「アイデンティティ」をめぐるアレコレ、お楽しみください。

▼エピソード

旬感本3冊読んで思ったこと/どこまでが自分ですか?自分が生まれるために、他者が必要?/鏡を見るとき、鏡からも覗き返されているのだ/keyword「アイデンティティ」ざっくり解説/同一視/発達心理学エリクソンのユダヤ人性/アイデンティティは関係から生まれる?/中学校で習ったよ!ウメ子とはるにゃの思い出/自己紹介で困ります/平野啓一郎『私とは何か 「個人」から「分人」へ/individualとdivisual/平野さんが体験した居心地の悪い飲み会の思い出/ホントの自分にこだわると、ウソの自分が生まれる/「facebookは顔を1つにした」by松岡正剛/イシス編集学校[守]の名物お題「たくさんのわたし」とは/池上英子・田中優子『江戸とアバター』より/「たくさんのわたし」で生きる江戸っ子たち/keyword:別世・多名/江戸時代のメタバース/ラジオネームで別コミュニティに入れる/擬態/次回はついに『擬』です

出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、はるにゃ、おじー、ウメ子

 

 

▼今回登場する1冊〜「ほんのれん」旬感本より

 

▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。

ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio

ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/

 

 

\ 速報 /

 

●この記事を読めば、ラジオが2倍楽しめる!

 Business Insiderでも、「ホントの自分?」を考えています。

 

自分は「何者か」になれるのか? 10冊の本で考える“わたし観”

 

2024年4月からの記事は、全編無料公開中。

今月から、ほんのれん編集部4名が顔写真入りになりました。ぜひご覧ください。

 

 

●スマニュー+でも連載中!↓のバナーからどうぞ。こんな記事もあります。

現代社会に生き続けるエクソシスト!?人類が「悪魔」に魅了されるパラドックスとは

 

 

  • ほんのれん編集部

    編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。