【ほんのれんラジオ:民主主義03】くじ引きで憲法決めちゃう?! 選挙じゃない選び方を『くじ引き民主主義』から考えてみる

2024/11/07(木)08:04
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ほんのれんラジオの最新エピソードが公開されました!

イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]まで了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオ。vol.20の問いは、「決め方、どう決める? 「みんな納得」はありえるか」です。

 

日本でもアメリカでも国政選挙の秋ですが、選挙や「決め方」になんとも言えない違和感があるのは、なんなんだろう?

前回の続きから宇野重規さんの『民主主義とは何か』と、吉田徹さんの『くじ引き民主主義─政治にイノヴェーションを起こす』を合わせ読みします。

 

変態紳士・ルソーの一般意志って一体なに!?!?

「みんなが納得」ってあり得るの?

ヒントはイワシの群れ?

 

代表者が代表してくれてる気がしないモヤモヤ、どうしたらいい?

くじ引きで憲法評議会の委員を決めてる国があるってマジですか!?

 

エピソード

民主主義とは?前回からの4つの問い・・・①代表者が”代表”できてますか?②選挙って果たして民主主義か?③民主主義ってベストなのか?④公共善って果たして何なの?/ルソーという人。変態紳士?傷付きやすい人?/ルソーのいう特殊意志、全体意志、一般意志の違い/一般意志という大義名分の危うさ/いいTEAMとは何か―自己組織化するイワシの群れを例に/「みんな」の境界線はどこにある?問い続けることの重要性/チャーチル「民主主義は最悪の政治形態といわれてきた。他に試みられたあらゆる形態を除けば」/理念と制度を分けて考える/ポピュリズムに対するカウンター くじ引きという選択肢(例:アイルランド、フランス)/日本の裁判員制度/くじ引きに対する反応に隠れるエリート主義/ウメコの疑問「選挙は、能力によって人を差別している?」/この決め方で「大丈夫?」重ねる手数の多さこそ、くじ引き民主主義のミソ/はるにゃ「わたしたちは自然言語に頼りすぎてないか?例えば、数学を持ち込めないか」/決め方、どう決めるという民主的状態へ

 

▼後田彩乃師範代によるラジオ図解画像

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▼「決め方、どう決める?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『教室を生きのびる政治学』岡田憲治(著) 晶文社 2023
(2)『民主主義とは何か』宇野重規(著)講談社現代新書 2020
(3)『くじ引き民主主義─政治にイノヴェーションを起こす』吉田徹(著) 光文社新書 2021
(4)『「忘れられた日本人」をひらく─宮本常一と「世間」のデモクラシー』若林恵、畑中章宏(著)黒鳥社 2023
(5)『なめらかな社会とその敵─PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論』鈴木健(著)ちくま学芸文庫 2022

 


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  • ほんのれん編集部

    編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。