【ほんのれんラジオ:民主主義02】「民主主義」って結局なんなの?政治システムの入門書『民主主義とは何か』を読んで、選挙の違和感をさぐる

2024/10/30(水)18:33
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★超重要なお知らせ!!★

ほんのれんラジオが「⁠Podcast Weekend 2024⁠」に出店します!

オリジナルグッズを販売します!11月2日〜3日に、ぜひ下北沢へ遊びに来てください♪詳細はこちら


 

▼ほんのれんラジオの最新エピソードが公開されました!

 

イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]まで了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオvol.20の問いは、「決め方、どう決める? 「みんな納得」はありえるか」です。

日本でもアメリカでも国政選挙の秋ですが、選挙や「決め方」になんとも言えない違和感があるのは、なんなんだろう?

今回は宇野重規さんの『民主主義とは何か』を読みながら、「そもそも民主主義ってなんですか?」「ていうか、今の日本ってホントに民主主義ですか???」を問いなおしてみます。

 

 ぜひみなさんのモヤモヤや問いや気づき・発見も、

 「お便りフォーム」で教えてください!

 

エピソード(収録日 2024/10/14)

まず、決め方のシステムを疑う。次に、決められたルールの中でどう振る舞うかを考える。/「結論が覆った」と感じるのは、その場に居合わせていなかったから/日本は民主主義じゃない気がする/日本国憲法前文覚えてる?/投票日のみ有権者になるよなぁ/古代ギリシャに始まったとされる民主主義とは/選挙による選出は民主主義的じゃない(君主制、貴族性、民主制)/『法の精神』シャルル・ド・モンテスキューを参照する/”ちょうどいい”大きさって何なん?/アリストテレスによる「堕落形態」/『政体循環論』ポリュビオスにみる普遍性/そして古代ローマの共和制が生まれた/アメリカは古代ローマを踏襲しているか/アメリカの選挙人(elector)制度というシステム/公共善/ほんのれんvo.20の問いにある”みんな”ってダレ?みんな納得って危険?/モノ申す権利/今、議会制民主主義を問う/ポリアーキー(Polyarchy)/ほんのれん編集部の選書システムも代表制?/『社会契約論』ルソー ・・・

 

▼今回取り上げた本

『民主主義とは何か』宇野重規(著)講談社現代新書 2020

 

▼その他参考リンク

日本国憲法 (shugiin.go.jp)

COTEN RADIO | 歴史を面白く学ぶコテンラジオ | 株式会社COTEN

 

ラジオ収録現場に同席してくれた後田彩乃師範代お手製、ラジオの図解もアップします♪

 

▼後田彩乃師範代によるラジオ図解画像

 

▼「決め方、どう決める?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『教室を生きのびる政治学』岡田憲治(著) 晶文社 2023
(2)『民主主義とは何か』宇野重規(著)講談社現代新書 2020
(3)『くじ引き民主主義─政治にイノヴェーションを起こす』吉田徹(著) 光文社新書 2021
(4)『「忘れられた日本人」をひらく─宮本常一と「世間」のデモクラシー』若林恵、畑中章宏(著)黒鳥社 2023
(5)『なめらかな社会とその敵─PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論』鈴木健(著)ちくま学芸文庫 2022

 

 

 


\ 回答募集中 /

 

ほんのれん編集部からの「お題」を用意しました。

選挙を何と言い換える?」

名回答はラジオにてご紹介させていただきます。

(回答期限は11/9)

 

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ほんのれんラジオ、noteあります。

旬感ノート画像もご覧になれますので、ぜひフォローしてください。

テーマごとにまとめてありますので、復習にも便利です。

https://note.com/honnoren/

 


▼ファンアートが届きました☆ リスナーのメリージェーンさん、ありがとうございます!!


なんと、クーピーによる手描き……!

作者メリージェーンさんに、ほんのれんラジオの好きなエピソードとその理由をお聞きしました。

 

●好きなエピソード Vol.13「大人」って何だ?シリーズ

 

●コメント

某占いでは「心は永遠に中学生」と書かれるタイプの私です。社会人になって十年以上経ちましたが、子どもっぽさが抜けてないな〜と思うこともしばしば。そんな中、大人って何だ? と問うこのシリーズで、多様な大人像を知ることができて面白かったです。
動物好きなので『ワイルドフッド』の内容も気になりましたが、特に最終回、おばさんの蔑まれ方について疑問を呈しているのが、同じ三十代女性リスナーとして共感あり悲嘆ありで楽しかったです。ゆるく自分の思うままに生きる『るきさん』が素敵で読んでみたくなりました。

  • ほんのれん編集部

    編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。