【ほんのれんラジオ:おとな04】ロールモデルが見つかりません。大人になる方法を為末大や宮崎駿の言葉から考える

2024/05/02(木)09:17
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本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
「ほんのれんラジオ」の最新シリーズが公開されました!

 

2024年4月のテーマは、「大人」ってなんだ? ロールモデルなき時代、私たちはどんな「大人」になればいいのでしょう。シリーズ4本目は、大人といえば「仕事」ということで一流の仕事人の流儀に迫ります。為末大さんの『熟達論』や川村元気さんの『仕事。』を紐解きながら、篠山紀信、山田洋次、宮崎駿などなど錚々たる大人たちの「大人力」をみていきます。

 

▼エピソード

憧れの大人っている?/おじーの憧れ・茨木のり子「汲む」/ニレはるにゃの悩み・ロールモデルがいないんですけど…/キーワード「熟達」/一流の大人!一流の子ども?!/為末大『熟達論』/人はどうやって熟達するのか、金メダリストが考えた/人が熟達していく5つの段階/遊・型・観・心・空/ハードル走の型は片足で立つこと/守破離と重なる?/動物も「遊び」から始まる:パピーライセンス/がむしゃらNG、自分の段階を見極めよ/大人の「型」を知りたいぞ/川村元気『仕事。』/自分にプレッシャーをかけつづける篠山紀信と、サメの海域に泳ぎに行く若者ラッコ/平凡をつくりたい!山田洋次/宮崎駿「モノを見る能力が落ちている!」/一流の大人は「子ども力」を持っている?!/ハウル大好き、何ヵ国語で見たはるにゃ/宮崎駿になりたかったら薪を割れ?!/室伏広治の筋トレは、自分にとって何だ?/生きて帰ってくればいいbyラッコ&秋元康/植物が節をつくるのは、ゲームセーブ/人生の枝分かれ/経験とは「失敗と成功」/失敗するためには「遊」なんだ

 

出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、ウメコ、はるにゃ

※大雨の日に収録したので、雨の音がたっぷり入っています!ホワイトノイズとしてぜひお楽しみください。

 

▼紹介したゲスト本

 

 

 

 

 

 

\ 速報 /

 

●Business Insiderでも、ロールモデル不在時代の「大人」について考えています!

 

ロールモデルが見つからない…。10冊の本で考える、理想の大人像

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今月から、ほんのれん編集部4名が顔写真入りになりました。ぜひご覧ください。

 

 

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嫉妬で生霊になった『源氏物語』の六条御息所。現代の精神科医なら、どう寄り添う?

 

 

 

  • ほんのれん編集部

    編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。