【ほんのれんラジオ:こども02】質問するってムズくない?

2024/03/22(金)18:15
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本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
「ほんのれんラジオ」の最新シリーズが公開されました!

 

3月のテーマは「こども力」。前回のエピソードでは「センス・オブ・ワンダーを取り戻そう!」という話をしましたが、それができたら苦労しないかも……というところから話は始まります。

 

そもそも、私たち、日常生活で心動くことありますか? 最近、感動してますか? しなくないですか? フィルターバブルのなかで予定調和を生きる大人たち、そこを打ち破るためにはどんな方法があるのでしょう。今回は、2〜5歳のあいだに4万回も問いを投げかけるという「子ども」にならって、好奇心ももちかたや質問の仕方を考えます。

 

▽今回のトピック

最近感動してる?/食べ物と猫しか出ないYouTube/フィルターバブルを打ち破るのは「質問」かも/「いまは朝?」と問う息子/かつて自分が不思議に思ってたことがきっと載ってる『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え』/『子どもは40000回質問する』ってやば/2〜5歳児、1時間に100回以上質問するらしい/名質問「ウシが1年間おならを我慢して大きいのを一発したら宇宙まで飛んでいける?」/好奇心は2種類ある/拡散的好奇心・知的好奇心/バカな答えはあるけれど、バカな質問はない/質問するための3つの方法(語り手:ニレ、おじー、はるにゃ)

 

 

▼紹介したゲスト本

『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え: 100の質問に100人の第一人者が答える』ジェンマ・エルウィン・ハリス(編)、河出書房新社
『子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力』イアン・レズリー(著) 須川綾子(訳)光文社

▲旬感ノートより

 

 

 

\ 速報 /

 

アプリ「スマートニュース」内「SmartNews+」にて最新記事公開されました!今回のシリーズは「時は金なり?」です。

寝坊はあなたのせいじゃない!人間のカラダを裏で操る「体内時計」の神秘

※アプリをDLしなくとも、リンク先から記事がご覧になれます

ほんのれん編集部ウメ子は朝が弱いので、体内時計がじつは◯◯の影響を受けていた、みたいな話はだいぶびっくりでした

  • ほんのれん編集部

    編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。