この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

「遊刊エディストでも占い記事欲しいよね」
そんな会話があったのか、なかったのか。
推命道観教室という教室名を持つわたしにエディストに相応しい占いをとの発注が届きました。
四柱推命という陰陽五行を使った占いとエディストを融合してISISらしい占いを創作してみました。名付けて「エディスト占い」。
みなさん、ご自分がどのエディストタイプになるか占ってみてください。
1.自分のエディストタイプの求め方
「生まれ年表」(下図の左側)の自分の生まれた年の数字と「生まれ月表」(下図の右側)の自分の生まれた月の数字と生まれた日の3つの数字を足し合わせてください。
「生まれ年表の数字+生まれ月表の数字+生まれた日」
求まった数字の下一桁の数値があなたの陰陽五行です。
【あなたの陰陽五行】
1:甲 2:乙 3:丙 4:丁 5:戊
6:己 7:庚 8:辛 9:壬 0:癸
エディストタイプ表で生まれた月と陰陽五行の交差した位置に書かれているエディストがあなたのエディストタイプです。
【あなたのエディストタイプ】
A:白川静 B:黒澤明 C:白州正子 D:寺山修司
E:渋沢栄一 F:米原万里 G:西郷隆盛 H:柳田国男
I:岡本太郎 J:石牟礼道子
では、松岡校長で試してみましょう。
・1944年:0
・1月:0
・25日:25
・0+0+25=25
→陰陽五行は「5:戊」です。
1月生まれなのでエディストタイプは「黒澤明」になります。
2.各エディストタイプはどんな人?
A.白川静
自我が強く自立した人で他人に頼らない、頼れない。
独自の感覚を持ち、一人地道に学究に励む。
地味で堅実なことを好み、金銭的なことに興味が薄い。
B.黒澤明
自分の意志を強く、こころざしを高く持つ。
一か八かの冒険心に富み、意外性のある行動をとる。
派手で金離れがよく、蓄財に興味がない。
C.白洲正子
度量が広く、人のために尽くす。
審美眼があり、歌舞・芸術を好みパトロンタイプ。
精神的に落ち着いていて、温厚で仁義道徳観念が強い。
D.寺山修司
聡明で切れ味鋭い。じっとしていることが嫌いで活動的。
多芸で手先が器用。世話好きで損得勘定なく人のために動く。
強情な面もあり、常に新しい道を切り開こうとする。。
(千夜千冊413夜『寺山修司全歌集』)
(千夜千冊1197夜『寺山修司と生きて』)
E.渋沢栄一
誠実で人望がある。情に厚い。
質素倹約で、蓄財ができる。
プロデューサー型のリーダーシップ
F.米原万里
性格が温厚で、裏表がない。
明るく人付き合いがよい。
機転が利き、如才ない。
G.西郷隆盛
弱きを助け、強きを挫く義侠心がある。
議論を好み、弁舌が立つ。
自営業には向かない。
(自分の考えに固執し、助言を聞かず猛進しがち)
H.柳田国男
品行方正、曲がったことがきらい。
信用が厚く、勤め人など組織の中で活躍する。
着実に仕事を積み上げていき、尊敬を受けるようになる。
I.岡本太郎
芸術家、俳優など非生産的な職業に向く
利己的な面もあり、自分中心に物事を考える。
J.石牟礼道子
温厚で人の助けを受けやすい。才知あり。
精神的に余裕があり、慈善事業に関心がある。
気になるあなたの運勢(2020年秋)は「【エディスト占い】2020秋のあなたの運勢は?」をチェック!
(イラスト:にしもりちよこ)
竹川智子
編集的先達:スティーブン・J・グールド。笑顔と言われれば笑顔。驚いてと言われれば驚く。感門コーナーでは20分以上を巻くという荒技を成し遂げた完璧な編集遂行力の持ち主。マネジメント編集、要約編集では他の追随を許さず、全講座リーダーの信頼も厚いIT技術者。連載中の占い師という意外な一面もある。
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コメント
1~3件/3件
2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。