この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

04/01 土曜の昼はテレビ前に集合! 松岡校長レギュラー出演の「関口宏の一番新しい古代史」、いよいよ明日放映
04/13 【松岡正剛 映写室 Take-04】校長もREMIXする78感門
05/14 37[花]入伝式 松岡校長メッセージ 「稽古」によって混迷する現代の再編集を
06/01 【松岡正剛 映写室 Take-05】本を主人公にする★祝1800夜
06/05 祝1800夜! 松岡正剛を囲む千夜一撃帖の夕宴
06/17 1800夜記念★千夜一撃帖選1 雷鳴ランキング
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07/27 【松岡正剛 映写室 Take-06】演出でインタースコアする
08/02 松岡正剛をめぐる寄合と雑談 名古屋「松岡正剛とは何者か?」レポート
04/11 【参丞EEL便#001】新たな[守][破][離]の誕生か?近大INDEXプログラムが始動した(橋本英人)
04/18 【シーザー★有象無象001】アカデミー賞受賞式ビンタ事件とは、なんだったのか
04/19 連載企画「フェチ語り/連想三段跳び(仮)」スタートします(高橋陽一)
04/30 ごあいさつ【境踏シアター】(田母神顯二郎)
05/01 【二千光年の憂鬱】Chapter1 Remix the world(倉田慎一)
05/31 【セイゴオ・カイドクノート】①エルランゲン・プログラム事件 1(小坂真菜美)
05/03 vol.01嚥下【言語聴覚士ことばのさんぽ帖】(竹岩直子)
05/25 #全部大泉のせい[擬メタレプシス論:1](米川青馬)
破学衆が突如エディストデビューした。〈突破者が書く!〉シリーズは教室担当の師範代山口イズミと堀田幸義、そして師範新井陽大が学衆の背中を押して「感門之盟を記事化せよ」とお題を課した。そう、ここに挙げた記事はエディストをお題にしてチームで取り組んだ講座記事が並ぶ。記者の影には仕掛け人がちゃんといる。北條玲子の影には角山祥道がいたし、はらあやこ、秦祐也、畑本ヒロノブには守師範たちがピッタリ伴走した。花伝所は花目付と師範陣の連携が出色。師範が記事を書き、阿久津健がデザインをし、花目付が指南する。
講座メンバーがよってたかって関わりあって、1つの記事を世に送り出す。エディスト的《題バシティ》のカタチをみました。(後藤由加里)
08/07 【太田出版×多読ジム】お盆だよ! それチンDONDEN祭(前夜祭)
08/08 【太田出版×多読ジム】それはただの日本のチンコ (石黒好美)
08/09 【太田出版×多読ジム】つながりたいから、チントーク(植村真也)
08/10 【太田出版×多読ジム】チンコは「き」るためにある(大沼友紀)
08/11 【太田出版×多読ジム】二次元志向型女子へ(佐藤裕子)
08/12 【太田出版×多読ジム】坂下さんに贈りたい乙女のバイブル(鹿間朋子)
08/14 【太田出版×多読ジム】心して”チン考”せよ 玩具か、道具か(高宮光江)
08/15 【太田出版×多読ジム】ギロチンによる死♂性♀観の脱皮(畑本浩伸)
08/13 【太田出版×多読ジム】帰ってきたマンガのスコア 阿部洋一『それチン』を描く!
09/04 【ISIS BOOK REVIEW】直木賞『夜に星を放つ』書評 ~言語聴覚士の場合(竹岩直子)
[間庵]
07/28 庵主・田中優子が「アワセとムスビ」で歴史を展く【間庵/講1速報】
08/22 田中優子が『アート・ジャパネスク』からひも解く「方法日本」【間庵/講2速報】
07/16 エディストカメラ部誕生!メンバーはたった3人
07/25 イシス編集学校 公式インスタグラムはじめました
07/21 カメラ部につづき新チーム結成か? その名は「YADOKARI」?!(上杉公志)
以上、遊刊エディスト2022年春夏コレクションは、いかがでしたか。
これからも旬なニュースを届け、編集を伝え、世の中に常にお題を提示する編集学校のニュー・メディアとして、親しんでいただけたら幸いです。
※編集部では、エディストで記事作成に参加したいライターを随時募集中。編集学校の今を切り取るJust記事、講座の様子をストーリー化するバンキシャ、一人一人の数寄を生かした連載コラム、様々なかかわり方があります。詳しくは編集部にメールでお問い合わせください。(edist at eel.co.jp *atを@に変更してください)
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
田中優子の酒上夕書斎|第一夕『普賢』石川淳(2025年5月27日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら語ります。 &n […]
【多読アレゴリアTV】一倉広美の「イチクラ!」着物をアートでコーデする
芽吹きの春から滴りの夏へ。いよいよ熱を帯びてきた多読アレゴリアの旬をお届けします。松岡正剛より「支度天」の名を受けたダンドリ仕掛け人・武田英裕キャスターと共に、守師範の一倉広美がアシスタントをつとめる『多読アレゴリアTV […]
この春オープンした「多読ジムClassic(25春)」も、数日のアディショナルタイムを経て、5月28日に今シーズンを無事に終了しました。3つのトレーニングお題を一挙出題! という初の試みのなか、好きなお題から、自由に行っ […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 6月のDo-Sayをお届けします。今月はイベントを多数予定していますよ!そして、イシス編集学校初のクラブ活動 […]
コメント
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。