【15分で新書3冊】9/3(日)イシス編集学校 多読ジムによる「目次読書ワークショップ」開催します

2023/08/23(水)08:00
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イシス編集学校は、「読書の学校」でもあります。校長・松岡正剛は、古今東西の本をナビゲーションする「千夜千冊」を20年以上にわたって連載。日本随一の本読み、松岡による『多読術』(ちくまプリマー新書)を読んで、イシスに入門する人も多くいます。

 

イシス編集学校では、読書に特化した「多読ジム」という講座があります。この講座は、11週間で、読書力を徹底的に鍛えるコースです。ネット上にある1つのスタジオに10名前後が集い、「冊師」と呼ばれる読書術の伝道師とともに、本を読み、読み取ったことを言葉にしていきます。ひとりでは取り組めない本であっても、スタジオでならなぜか読める。身体を鍛えるように、読みの筋肉を鍛えるジムです。

 

多読ジムは、これまで応用コース[破]の修了者しか受講できませんでした。しかし、2023年秋は、未入門者も受講できるお席をご用意しました。

 

9月3日(日)は、石井梨香冊師が未入門者むけのみなさまに、多読ジム秘伝の読書法を伝授いたします。本楼エディットツアー、目次読書ワークショップ編です。「目次読書」という方法を使えば、15分で新書3冊が読める。本好きの方であればあるほど、これまでとはまったく違う読書法に驚くことでしょう。

 

ナビゲーターを担当する石井冊師は、多読ジムでは「ここに来なければ、ぜったい出会わなかった本と出会える」と太鼓判。この秋、多読ジムで運命の一冊に出合いましょう。

 


本楼エディットツアー

目次読書ワークショップ編

 

2万冊の蔵書を誇る編集工学研究所のブックサロン”本楼”を一般公開し、目次読書ワークショップを開催いたします。どなたでもお楽しみいただける内容ですのでお気軽にご参加ください。

 

■日時:2023年9月3日(日)14:00-16:00
■費用:1500円(税抜き)
■会場:編集工学研究所「本楼」(世田谷区赤堤)
■人数:10名様まで
■対象:どなたでもご参加いただけます
■ナビゲーター:イシス編集学校多読冊師 石井梨香
■内容:「本楼」の見学をしながら、イシス編集学校多読ジムの「目次読書」をワークショップ形式で体験いただきます。
■お申し込みはこちらから:https://shop.eel.co.jp/products/detail/594

  • 梅澤奈央

    編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
    イシス編集学校メルマガ「編集ウメ子」配信中。

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。