【脱・正解型の思考へ!】10/5(木)20時~本楼エディットツアー開催!

2023/09/30(土)09:45
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「VUCAの時代」という言葉を聞いたことはありますか? 「VUCA」とは、変動性(Volatility)、不確実性(Uncertainty)、複雑性(Complexity)、曖昧性(Ambiguity)の略称。従来のセオリーが通用せず、将来の予測が非常に難しい時代になっていることを意味します。コロナ・パンデミックによって生活や働き方が世界規模で一変すると、誰が予想できたでしょうか。

 

今までの「当たり前」や「正解」が想像以上のスピードで過去となってしまうこれからの時代に、まず求められるのは「脱・正解型」の思考です。従来のやり方にとらわれず、新しい見方や可能性へ向かうために求められる方法。それが、イシス編集学校で学ぶ「編集術」です。

 

10月5日(木)20時より、編集術を体験することができる「エディットツアー」を開催します。ナビゲーターをつとめる柳瀬浩之師範代は、「世の中にあふれる正解に振り回されずに自分の思考の軸を持ちたい」と課題を抱いている時に、編集工学のバイブルともいえる一冊『知の編集術』とであい、イシス編集学校の受講を決めた一人です。一企業の代表であり、企業研修や個人向けキャリアコーチング事業の新サービス開発を手がける柳瀬師範代は、イシスで学んでから「世界の見方が変わった」といいます。

 

「“正解はない”と言われた時、“そうは言っても(正解は)あるよね”とよく思っていましたが、イシスに入って“正解はない”の本当の意味がよくわかりました」(柳瀬)

 

変化はそれだけではなかったと柳瀬師範代はさらにつづけます。

 

「学び方の質が変わり、好奇心の幅が広がり、日々の仕事や生活がもっと楽しくなりました」(柳瀬)

 

なぜここまでの変化があったのでしょうか? 5日のエディットツアーでは、世の中の常識にとらわれず、情報を自由に編集するための「編集術」という方法を、ワークショップ形式で実際に体験いただきます。質疑応答の時間も設けております。気になる方は会場にお越しの上、柳瀬師範代本人に直接おたずねくださいませ。みなさまのご参加をお待ちしています。

 

《本楼Edit Tour》


2万冊の蔵書を誇る編集工学研究所のブックサロン”本楼”を一般公開し、編集ワークショップを開催いたします。どなたでもお楽しみいただける内容ですので、編集についての知識は必要ありません。お気軽にご参加ください。

■日時:2023年10月5日(木)20:00-22:00

■費用:1500円(税抜き)

■会場:編集工学研究所「本楼」(世田谷区赤堤)

■人数:10名様まで

■対象:どなたでもご参加いただけます

■ナビゲーター:イシス編集学校師範代 柳瀬浩之(株式会社ビータップ代表取締役)

■内容:「本楼」の見学をしながら、イシス編集学校の「編集稽古」をワークショップ形式で体験いただきます。

■お申し込みはこちらから: https://shop.eel.co.jp/products/detail/611


 

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

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コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。