【東京8/3(土)】エディットツアーJapans 世にも不思議なタイムスリップ読書 ~本棚編集ワークショップ~

2024/07/15(月)12:08
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私の暮らす町から本屋が消えて、もう3年になる。

 

駅前の本屋に用がなくとも巡回し、新刊が出ていることを確かめ不意に出会った本を買う。ご贔屓の作家の本を買いに行っても、本棚を見つめると、未知の本が手招きをする。そんな未知との出会いが本を買う醍醐味であった。

 

こうして姿を消す本屋がある一方、新しく生まれてくる本屋もある。そして、新たな見たことのない出会いが待っているのだ。
そんな出会いを起こしたい。

 

2024年の夏、自由が丘に期間限定で誕生した本屋で「本棚編集ワークショップ」が開催される。

ナビゲートするのはイシス編集学校の師範たち。
イシス編集学校は、インターネット上で24時間いつでもどこでも、「編集術」が学べる学校として、21世紀のスタートとともに開校。
「編集術」には多くの方法があり、中でも情報と情報の「あいだ」にフォーカスした型は特に注目だ。

 

本と本の「あいだ」の編集も同様で、隣にどんな本を置くかどんな並べ方をするかで、新しい関係が生まれ本の魅力は大きく変わる。

本棚編集ワークショップでは、イシス編集学校で稽古されている「あいだ」編集の型を使うことで、「本と本の新しい関係」が生まれる瞬間を体験し、「本は一冊一冊が生きている」ことを実感いただけます。

 

【東京:世にも不思議なタイムスリップ読書~本棚編集ワークショップ~ 】

■日時: 2024年8月3日(土)19:00~ 20:30
■会場: 青熊書店
     (東京都目黒区自由が丘2丁目17-6 THE FRONT 1階「創の実」内)
■対象: どなたでも
■定員: 先着 8名
■ナビゲーター:
    イシス編集学校
    師範 森山智子 (松丸本舗ブックショップエディター)
    師範 植田フサ子(青熊書店店主)

青熊書店 「土地と人を感じる」をテーマに、2024年1月より1年間の期間限定で、チャレンジショップ「創の実」自由が丘に出店中。
      
*松丸本舗 2009年から2012年まで丸の内に存在した松岡正剛プロデュースの実験的書店空間

■費用: 2,000円(税込)
     *お茶、お茶菓子付き
     *当日会場で現金にてお支払いください。

     参加申込はこちらから
     (事前のお申し込みをお願いします。先着8名さま限定)

 

文:北條玲子

 

  • イシス編集学校 エディットツアーJapans

    2025年、イシス編集学校は開校から25年の節目を迎える。日本ISIS化を目指し、ISISエディットツアーJapansが、全国津々浦々で群島的編集力を引き出していくべく編集フェスを開催、乞うご期待。

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。