【多読告知★season19】宇多田ヒカルのベストアルバムのタイトルとは?

2024/04/24(水)09:00
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2024年6月10日にスタートする多読ジムSeason19夏のラインナップが決定しました。

 <1>ブッククエスト : SFが読みたい
 <2>エディション読み: ことば漬
 <3>三冊筋プレス  : 古典に親しむ3冊

 多読ジム特製のブックリストがゲットできるブッククエストのテーマは《SFが読みたい》です
 SFといえば、今年に入って、千夜千冊ではテッド・チャンの『息吹』がリリースされました。テッドチャンについては「ジーン・ウルフ、ジョン・クロウリー、グレッグ・イーガンに継ぐSF作家がついにあらわれた」と校長大絶賛です。

 テッドチャン原作『あなたの人生の物語』は鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督によって映画化されていて、こちらも好評でした。ちなみにドゥニ・ヴィルヌーヴといえば、現在上映中のIMAX映画『デューン 砂の惑星PART2』が話題ですね。

 そういえば、宇多田ヒカルの初のベストアルバムのタイトルも「SCIENCE FICTION」! SFの季節の予感です!

宇多田ヒカル『 SCIENCE FICTION』(ユニバーサルミュージック)

 それでは惚れたSF小説や映画や漫画や音楽をどう語ればいいのか。どんな言葉にすればいのか。「プラスチック・ワード」ばかりに頼っていてはいけません。まずは、《『ことば漬』》の追伸「言葉にジャケットを着せる」へどうぞ。
 例えば、校長は「母国語に夢中になってみる」、それから「未知の分野の言葉づかいを覗いておく」ことを勧めています。
 それなら《古典に親しむ》のも一手でしょう。ただ一口に古典といってもいろいろあります。日本の古典もあれば、世界の古典もある。文学の古典、哲学の古典、科学の古典、ノンフィクションの古典、漫画の古典などなども。千夜千冊は古典のオンパレードですね。さて、どんな三冊を選びますか。
 今季から三冊筋プレスではアワードも始まりました。エディション読みには「一人一撮 edit gallery」のお題もあります。ふるって、ご参加ください! スタジオでお待ちしております。

 

Info 多読ジム ★season 19 夏


【定員】若干名
【開講日】2024年6月10日(月)
【申込締切日】2024年6月3日(月)
【受講費】月額11,000円(税込)
 ※ クレジット払いのみ
 ※ 初月度分のみ購入時決済
  以後毎月26日に翌月受講料を自動課金
  例)season 19 夏スタートの場合
    購入時に2024年6月分を決済
    2024年6月26日に7月分、以後継続
 ※申込後最初のシーズンの間は
  イシス編集学校規約第6条に定める
  期間後の解約はできません。
  あらかじめご了承ください。
  → 解約については募集概要をご確認ください。

【プログラム開催期間】
season19夏 2024年6月10日(月)~8月25日(日)
season20秋 2024年9月9日(月)~11月24日(日)
  以後順次決定

  • 金 宗 代 QUIM JONG DAE

    編集的先達:宮崎滔天
    最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
    photo: yukari goto

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。