【守・春のエディットツアー】日常も仕事も、編集でより面白く! 連想の柔軟性を高める編集術を大公開!

2025/02/04(火)12:00
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 数ヶ月前、太もも裏の筋肉に痛みが走りました。放っておけば治るだろうと安易に考えていたのですが、違和感が取れません。開き直り、アクティブに筋トレやランニングをしてみると、当然痛みは増強しました。
 筋肉の機能は10代をピークにして加齢とともに減衰します。放置していれば筋肉は凝り固まり、滑らかな動きを失っていきます。それを防ぐための運動といえば「ストレッチ」という手段が一般的です。このストレッチは正しい方法でやらなければ逆効果であることを知っていますか?


 実はこれ、「思考」も同じです。世間の謳い文句や組織の常套句に縛られ続ければ、無意識に固定化され、柔軟性が乏しくなる。面白い発想や企画の立案も難しくなります。
 では、思考をしなやかにするためにはどうしたらいいのでしょう。ストレッチには呼吸が欠かせないように、かたくなった思考には「編集術」が効果的です。編集術を使えば意識と視点が変わり、新しい見方を獲得し、想像力は広がるのです。


ここまでご覧の皆さんに質問です。

2025年1月が終わります。
1月はどんな食べ物のようだったと喩えられますか?
2月はどんな食べ物のように過ごしていきたいですか? 30秒で考えてみましょう。

 どんな答えになりましたか。
 イシス編集学校では世にも珍しいお題が出題されます。これに答え、編集コーチと対話する中で、「編集術」を身につけることができます。思考の柔軟性だけでなく瞬発力も高めることができるのです。
 インターネット上で開かれるイシス編集学校が、このたび特別に世田谷区豪徳寺にあるブックサロン「本楼」にて、そんな「編集術」を体験するエディットツアーを開催します。ナビゲーターを務めるのは、54[守]基本コースの師範陣。かつてマラソンをテーマに編集ワークを開催した佐藤健太郎師範と、スポーツを舞台に運動指導を仕事にする紀平尚子師範です。日常的に運動をしている二人が思考も発想も軽やかに伸びやかにする術をナビゲートします。心も体も脳も血流が促されることを体感できるでしょう。たった2時間で驚くほどの柔軟性も瞬発力も身につけることができますよ。

 

■2025年 守・春のエディットツアー
日常も仕事も、より面白く! 連想の柔軟性を高める編集術を大公開!

日 時 3月9日(日)14:00-16:00
会 場 本楼(リアル開催)
参加費 1650円(税込)
ナビゲート 佐藤健太郎師範、紀平尚子師範

 

お申込みはこちらから。

 

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コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。