★10/27(日)スタート★『古事記』『日本書紀』あわせ読みプラス『三国史記』も?!【日本古典シリーズ 輪読座】

2024/10/23(水)23:52
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イシス編集学校の「輪読座」をご存知ですか。学校説明会やエディットツアーでもほとんど説明されない隠しダンジョン。そこでは輪読師・高橋秀元(たかはししゅうげん)という超強力なボスキャラが待ち受けています。ふだんはバジラと呼ばれ、恐るべき才能(妖力?)の持ち主です。なにせあの松岡正剛と共に工作舎を立ち上げ、オブジェマガジン『遊』を世に送り出してきたコアメンバーの一人であり、松岡をして「学者10人力」といわしめた博覧強記の編集者ですから。

 

ボスキャラといっても、バジラを倒す必要はありません。むしろバジラを仲間に取り込み、難読といわれる日本の古典に挑むのがこの講座の醍醐味。10/27(日)にスタートする輪読座の最新テーマはこちら!

 

『古事記』『日本書紀』のあわせ読み

ー謎の4世紀~6世紀を解読し、「日本文明」の起源に迫るー

 

『古事記』も『日本書紀』も名前は知っているけれど読んだことがないという方、意外と多いのではないでしょうか。せっかくならこのふたつを一緒に読んでみようというわけです。心配ご無用、バジラとグルになるのですから怖いものはありません。

詳細・お申込⇒こちらをご覧ください

★講座スタート後でもお申込みOK!見逃した回は記録映像でキャッチアップいただけます

 

■輪読座ははじめてという方へ

講座は毎月最終日曜日の13時にスタートします。月に1度、全6回の講座で、どなたでも受講可能予習や前提知識は一切不要です。なぜなら「予習の多くが先行する意見・定義の再認であって、自由な発想をさまたげる」から。そのかわり、図象(ずしょう)と呼ばれるバジラお手製の“概念曼荼羅”を使って、毎回講座のはじめに解説があります。その後、受講者全員で順番に声に出して読む「輪読」をしていきます。このとき、読み間違い、読めない文字の飛ばし読み、たどたどしい読み方でも問題なし。古典ですから詰まることもしょっちゅうですが、人が読むのを聞き、自分が読んでいるうちにだんだんとコツが掴めてきます。なにより他の受講者と一緒に「音読する」という体験は格別です。

 

■以前『古事記』『日本書紀』のあわせ読みを受けられた方へ

実は2012年にも一度『古事記』『日本書紀』のあわせ読みをしました。今年は輪読する箇所もテーマも大きく変わりますので、当時受講された方もお愉しみいただけます。前回は上つ巻神代を中心に輪読しましたが、今回は「倭の五王」の時代、応神・仁徳から雄略の間を読み、「日本文明の自立」の謎に迫ります。

 

■『三国史記』で+1の輪読体験も

さらに今回は日本古典の枠を超えて『三国史記』も読んでみたいというバジラ。輪読師バジラの野望がこちらです:
「この時期、韓半島は高句麗、馬韓(百済)・辰韓(新羅)・弁韓(任那)の自立期であって、その神話、自立の過程が記されているのが『三国史記』です。しかし、『三国史記』は朝鮮の自立を拒否した近代日本に無視されてきました。『三国史記』は【日本文明の自立】と深く関係し、現在の韓国では必読書です。今回の輪読座では、『古事記』『日本書紀』とともに、『三国史記』を併読することによって、より鮮明に【日本文明】の起源に迫っていきます」

 

いかがでしょうか。この冬は、バジラとともに難読古典の二股ならぬ「三股」をぬくぬくとお愉しみください。

 


日本古典シリーズ「輪読座」2024秋冬

『古事記』『日本書紀』あわせ読み(+『三国史記』)

 

●日時 全日程 13:00〜18:00

 2024年10月27日(日)

 2024年11月24日(日)

 2024年12月22日(日)

 2025年1月26日(日)

 2025年2月23日(日)

 2025年3月30日(日)

●受講資格 どなたでも、お申し込みいただけます。

●受講料

 ◎リアル参加◎6回分 55,000円(税込)

 ◎リモート参加◎6回分 33,000円(税込)

   ★リアル/リモートともに全6回の記録映像が共有されますので

  急な欠席でもキャッチアップいただけます

 

●詳細・お申込はこちら

 ★講座スタート後でもお申込みOK!見逃した回は記録映像でお愉しみください。


  • 福井千裕

    編集的先達:石牟礼道子。遠投クラス一で女子にも告白されたボーイッシュな少女は、ハーレーに跨り野鍛冶に熱中する一途で涙もろくアツい師範代に成長した。日夜、泥にまみれながら未就学児の発達支援とオーガニックカフェ調理のダブルワークと子育てに奔走中。モットーは、仕事ではなくて志事をする。

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。