この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

こんなお悩みはありませんか。
・企画書がうまく書けない
・発想力が足りない気がする
・もっとコミュニケーションを円滑にしたい……
これらはすべて、思考力が凝り固まってしまったことが原因です。アタマのどこが凝っているのか、まずは現状分析してみましょう。
イシス編集学校は、ガチガチになってしまったアタマをほぐす編集稽古を行うインターネットの学校です。2000年の開校以来、3万人の受講生を輩出。受講生は、赤いランドセルを背負った小学4年生から、子育て中のお母さん、世界を跳びまわるビジネスパーソン、畑でみかんを育てる88歳までさまざまです。
イシス編集学校の「編集力チェック」は、無料で編集稽古を体験いただけるプログラムです。所要時間はたったの3分。スマホやパソコンから、簡単な「お題」にこたえるだけ。すると、「師範代」という編集コーチから、あなたの「思考のクセ」を分析する指南メールが届きます。
15年以上好評をいただいてきた「編集力チェック」は、2023年4月にリニューアルいたしました。お題はより実践的に、指南はより充実。ぜひこの機会にお試しください。
リニューアルした
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■編集力チェックのご感想
師範代のフィードバックがとても丁寧で、文章自体の良し悪しより 、それを生み出す自分の思考や物の見方、感じ方、表現の仕方の癖や偏りに気づくことができて、とても勉強になりました!(2023/2/5、Nさん)
客観的かつ、深い視点での分析に、感動しきりでした。無意識に行なっていた編集工程を、明確に構造化・言語化し、わかりやすく教えてくださった師範代の方に心より感謝申し上げます。編集は本当に奥が深く、まだまだ学ぶべきことがあることを痛感しました。勉強を続けることは大切ですね。 (2023/4/2、雑誌編集者Sさん)
編集という言葉から一般的に連想されるものとは大きく広がった意味での、「編集」というものの可能性を感じさせられた。編集力を高めることは生きる力を高めていくことに直結することだなと感じた。(2022/12/20、八神倫治さん)
「編集力チェック」を体験してみた。簡単な問いに3問答えただけで、、、回答の関連性を結びつけて丁寧なメッセージが返ってきて驚いた。まるでプロファイリング。情報の見方、関係づけ、構造化、そして表現方法の型を学ぶ。面白そうだなあ。(Twitterより @MomYuuuuuiさん)
とあるweb編集力チェックを試してみたんだが、師範代が直々に、回答へのフィードバックをしてくれる、その文章が毎回鼻血もので感動して震えている…!!たったひと言程度の言葉から読み解かれる分析力が凄まじく、心底惚れ惚れ。。。更に《連想シソーラス》トーク!最高だ。全てに活かせる。(Twitterより @piroko_coachさん)
▲イシス編集学校、春期講座締め切り間近。これを逃すと、次回は半年後。詳細は上記バナーから。
梅澤奈央
編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
イシス編集学校メルマガ「編集ウメ子」配信中。
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コメント
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。