インスタ連載「夏に読みたい千夜千冊」スタートしました!

2022/08/10(水)19:30
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 インスタ開設から2週間、これまで「15[離]Zoom講評会」「情報の歴史を読む 佐藤優編」「間庵」などのフォトレポートをはじめ、エディストで連載が始まった【ISIS BOOK REVIEW】などもお届けしています。

 先日はエディストカメラ部 木藤良沢による「近大文楽」の写真アルバムを公開し、文楽ファンにも反響をいただいてます。

 

 そして、この度インスタグラム開設を記念して「夏に読みたい千夜千冊」(略してナツセン)を連載シリーズとしてスタートしました。皆さんは「この夏に読みたい千夜」と聞いてどの一夜が思い浮かぶでしょうか。

 選本はあっちでもこっちでも引っ張りだこの遊刊エディスト連載ライターの皆さんです。誰がどんな千夜を選ぶのか?夏読書の手すりに、連載はインスタでご覧ください。お乗り遅れなきよう!

 

Instagram(@isis_editschool)

https://www.instagram.com/isis_editschool/

 

 

  • 後藤由加里

    編集的先達:石内都
    NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。倶楽部撮家として、ISIS編集学校Instagram(@isis_editschool)更新中!

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。