【翔ける読書体験!】11/18(土)10時30分~ 共読online目次読書ワークショップ開催!

2023/10/29(日)21:00
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 ハロウィンで使われるかぼちゃの出荷が大詰めを迎える10月下旬。秋の読書週間も27日から始まり、学校あるいは職場などで書物に触れる機会がこの1か月増える。読書キャンペーンの装い豊かな書店に誘われ、リーズナブルな価格の新書や文庫を数冊購入する機会もあるだろう。せっかく買った本を毎年積読状態にしてしまうことは多くないだろうか。

 ドキッとしたあなたにイシス編集学校の共読onlineをおススメする。Zoomを使ったワークショップを通じて1冊の書物をたった60分間で読む目次読書法が伝授され、濃密な読書を実践できるのだ。

 

 次回の開催日時は来月11月18日の10時30分スタート。今回のナビゲーターは編集学校における方法読書の伝道師「冊師」を務める渡會眞澄。多読ジムseason16秋では【スタジオゆむかちゅん】を受け持ち、夏のスペシャルコース「今福龍太を読む」で本の群島を巡る航海を終えた受賞経験のある多読強者だ。スタジオ受講者「読衆」からの読み書きのトレーニング回答に対して、寄り添うようなアナロジーたっぷりな表現を加えたアドバイスを行い、たくさんの問いである「Q」の尻尾たちを追っている。方法の型や編集術に基づくコメントも時折差し込まれ、読衆たちは陽気な気分で書物を通じた冒険を進めつつ、読書筋を増量中だ。

 ワークショップでは60分プラス15分のロスタイムで渡會のナビによる参加者全体の振り返りが行われる予定。新しい見方を共有することで20冊分読んだかのような気分となり、もっとたくさんの本と交際したくなるだろう。書物に片思いしたときの処方箋も質問できるお得な時間を過ごせること間違いなし。

 

 共読onlineでの方法読書に興味をもったみなさまのご参加をお待ちしております。

 


 

■日時:2023年11月18日(土)10:30-11:30 集合10:20
■費用:1000円(税抜き)
■会場:ZOOM開催 ※お申込み後にご案内いたします。
■人数:30名様まで
■対象:どなたでもご参加いただけます
■ナビゲーター:イシス編集学校 師範・渡會眞澄
■内容:一冊の新書や文庫を持ち込み、ワークショップ形式で方法的な読書を体験いただきます。
■締切:11月15日(水)


■お申し込みはこちらから:https://shop.eel.co.jp/products/detail/617

  • 畑本ヒロノブ

    編集的先達:エドワード・ワディ・サイード。あらゆるイシスのイベントやブックフェアに出張先からも現れる次世代編集ロボ畑本。モンスターになりたい、博覧強記になりたいと公言して、自らの編集機械のメンテナンスに日々余念がない。電機業界から建設業界へ転身した土木系エンジニア。

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。