【多読アレゴリア*新クラブ】着物コンパ倶楽部のプレイベント*2月23日(日)「モリヤマ流・きもの編集体験会」

2025/02/12(水)08:14
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2月の「モリヤマ流・きもの編集体験会」のご案内です。今回のテーマは「アンティーク着物と細雪ごっこ」。12:00-14:00(壱の会)と15:00-17:00(弐の会)をご用意しています(壱の会、弐の会は同じ内容です)。今回もバジラ高橋さんの輪読座の裏での密やかな開催です。どうぞお楽しみに。
*こちらの体験会は、多読アレゴリア2025春「着物コンパ倶楽部」申込者限定イベントです。


 

モリヤマ流・きもの編集

 

身体を包み守ってくれる衣(ころも)。古代より日本では「着るもの」を衣「きぬ」と呼んでいました。

そして現在「着物」とよばれる衣のカタチの誕生は、奈良時代、律令国家の制服として大陸渡りの服「ふく」が採用され、その先進性とファッション性に出会ったことが大きなきっかけとなりました。以来、日本の風土を楽しむ心が刺激されゆっくりと外部から邪魔されることなく育まれ、おしゃれ心を満たす染織の技に磨きをかけてきました。そのカタチが現在の着物として脈々と息づいています。

 

モリヤマ流・きもの編集は「コーディネイト」と「着方」のあわせ技で、自分の目指すテイストとスタイルを構築します。

コーディネイトは平安時代の「かさねの色目」の方法を、そして着方は「武道や能」の身体使いに肖ります。

 

 

着物の脈々を楽しんでみませんか?

 

そこで2月の体験会のテーマは「アンティーク着物と細雪ごっこ」。大胆な柄と柄の組み合わせや、偶然に手元にある着物からのコーディネイトの相談会です。

 

前半は大正ロマンを感じるアンティーク着物や半襟のコーディネイトをご覧いただいたり、谷崎潤一郎の『細雪』や幸田文の『きもの』にでてくる着物描写をご紹介。後半は参加者のみなさんの着物のコーディネイトの相談話をたっぷりいたします。

 

何を合わせたらいいかわからないけどとっても気に入っている着物、大切な人から譲り受けてなんとしても着たいと思っている着物、いつも同じ帯を合わせているけれど別様の組合せを見つけてあげたい着物などなど、よかったらお持ちください。もちろんスマホの写真でもOKです。またお手元の帯や小物(帯揚げ、帯締め、半襟)の写真もありましたらスマホに入れてお持ち寄りください。

もちろん「着物はこれから」という方のご参加も大歓迎です。着物にまつわる「よろず話」きっと楽しんでいただけることと思います。

 

編集工学研究所の応接室の灯りのもと、「細雪ごっこ」みたいな時間を是非ご一緒しましょう。

 

『おないどし』島崎柳塢(しまざきりゅうう)筆 
明治41年(1908)【東京国立博物館】

 

 

 


多読アレゴリア*新クラブ

「着物コンパ倶楽部」*クラブ申込者限定プレイベント

【2月のモリヤマ流・きもの編集体験会】


■日時:2025年2月23日(日)

    (壱の会)12:00-14:00

    (弐の会)15:00-17:00

   *壱の会、弐の会は同じ内容です

■会場:編集工学研究所 2階 応接室

    東京都世田谷区赤堤2丁目15番3号

■アクセス

    小田急線・豪徳寺駅より徒歩7分
    東急世田谷線・山下駅より徒歩7分

■対象:女性

(多読アレゴリア2025春「着物コンパ倶楽部」申込者限定)

■定員:壱の会 先着4名

    弐の会 先着4名 
■費用:3,000円(税込)当日現金にてお支払いください

■持物:お手持ちの着物や帯など(スマホの写真でもOKです)

■ナビゲーター:森山智子

 (着物コンパ倶楽部 部長/イシス編集学校師範)

■お申込はこちらから→ 編工研SHOP

 


多読アレゴリア2025春「着物コンパ倶楽部」のお申し込みはこちら

https://shop.eel.co.jp/products/tadoku_allegoria_2025haru


(文:森山智子)

(アイキャッチ画像:山内貴暉×森山智子)

 

 

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  • 森山智子

    編集的先達:和泉式部。SE時代にシステムと着物は似ていることに気づき開眼。迷彩柄の帯にブーツを合わせる、洋服生地を帯に仕立てる等、大胆な着こなしをはんなり決める。イシスにも森山ファンは数多い。
    2025年春の多読アレゴリアのクラブ開講に向けて準備中。

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。