感門団の第三のチームは”エディッ隊で”(EditTide)渦を巻く【83感門】

2024/03/23(土)18:30
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感門之盟も3日目。その前夜も感門団の「エディッ隊」はシナリオと隊員の発信順序の確認に余念がない。

 

感門之盟を支える感門団には、イシス館でリアルに参加者をもてなす部隊、オンラインの環境を整えるZOOM隊の他に、「イーてれ&チャットチーム」が存在する。リアル参加もZOOM参加も叶わないという方々のために、EditCafeを使ってテキストで感門の進行状況を伝えるのが仕事だ。また、ZOOMのチャットで場を賑わすなんてこともする。

 

隊員同士のコミュニケーションはLINEを用いて、打ち合わせはテキストのみで行われる。本楼での開催の様子をZOOMで追いかけながら、タイミングを測って進行状況を知らせる「イーてれ」の舞台裏を覗いてみよう。

 

■ 仙台から届いたオープニング・メッセージ

 

3月16日の13時、感門之盟初日のオープニング時間にはこんなメッセージが届けられた。


第83回感門之盟ご参加のみなさま

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オープニング Edit Tide

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「イシス編集学校第83回感門之盟『Edit Tide』」の開幕です!!

今、私が配信しているみちのく仙台も青空が広がり、
みなさんの感門をお祝いしているようです。

まずはISIS館、ここ本楼のオープニング映像からご覧ください。

では「感門会場」に注目!

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Edit Tide★エディッ隊_葛西淳子


そう。エディッ隊員はみちのく仙台から配信していたのだ。すべてのメッセージはエディッ隊員の署名入りだ。他のメッセージにも、軽井沢から、福岡から、と、それぞれにコメントが入っているのに気づいただろうか。隊員は全国から感門団として「イーてれ」に参画している。


■ 場づくりは緊張の連続

 

顔を合わせて打ち合わせができない中での変更対応はスリリングだ。
感門之盟初日の朝、学林局から次第の変更のメッセージが入った。気づいた隊員がLINEグループで隊員に情報を流すも、担当隊員は気づかない。何度かのメッセージの末、隊長がライン電話を鳴らした。「原稿の修正をお願いします!」と。おかげで修正は間に合った。


また、分単位のスケジュール表は持っているが、少々ズレるのは当たり前。ZOOM画面を睨みながら、原稿を準備して送信ボタンを押すタイミングを待つ。しかし、早すぎるとスタンバイしている合間に下書きが消えるというシステムのクセもあり、注意が必要だとアドバイスする隊員がいる。すべてが試行錯誤で誰かが渦に巻かれても誰かに助けられる。

 

ZOOMで感門之盟を楽しみながらもスケジュールを気にし、「今、10分ほど遅れています」「遅れが調整されました」と、LINEで次々と入るテキストにも目を配る。もちろん、推しの登場現場にはZOOMチャットで「おめでとう〜」のメッセージを送ることも忘れない。チャットには、時折「にゃあ〜」と入ってくる猫も。49期で守の教室で学衆を見守った「まる吉先生」だ。

 

     イシス人諸君、
      本日もヨロシクにゃ!
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     
     ____ ∧¶∧ ___
     \   \ (・ω・)\  \
        ̄| ̄| ̄∪ ̄∪ ̄| ̄ ̄
        | | EditTide |
        \|_____|

 

■ 学衆讃証のブレイクアウトで顔合わせ

 

そんな気を抜く暇もない渦の中のエディッ隊員もブレイクアウトはZOOMに部屋を持つ。学衆讃証の時間はメッセージもチャットも発信がなく、束の間の休憩時間に情報交換ができる隊員にとってありがたい時間となる。

 


実は、83回感門のイーてれ隊長に抜擢された原田祥子は、多用で富山から福島へと日本を大移動中により1日目は場にいることができなかった。2日目のブレイクアウトに明るい笑顔で画面に登場し、留守中に隊をきりもりした副隊長を讃え、「隊長は頼りないくらいでちょうどいい」と嘯いて隊員の緊張をほっと和らげた。

 

当期の感門出席者でなくても感門之盟の運営に携わり、どこかで同期だったメンバーと会えるのが感門団の喜び。「イーてれ隊」ならどこからでも参加できるので豪徳寺まで出向くのが難しい人にオススメだ。ぜひ次は渦の中へ。

 

  • 安田晶子

    編集的先達:バージニア・ウルフ。会計コンサルタントでありながら、42.195教室の師範代というマラソンランナー。ワーキングマザーとして2人の男子を育てあげ、10分で弁当、30分でフルコースをつくれる特技を持つ。タイに4年滞在中、途上国支援を通じて辿り着いた「日本のジェンダー課題」は人生のテーマ。

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。