多読ほんほんリレー00 イシス20周年企画START!

2020/06/19(金)10:26
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<多読ジム>【書院】ラウンジでもイシス編集学校創立20周年記念企画が絶賛進行中だ。”20周年だョ! 全員集合”の掛け声に、season01とseason02のオール冊師と多読師範たちが緊急召集された。

 

この20年を「本で」振り返っていく、名付けて「多読ほんほんリレー」の立案者は、もちろん多読ジムの大番長・大音美弥子冊匠。番長プランニングと聞いて、多くの方は『女番長 スケバン』が頭をよぎったかもしれない。が、決して仁義なき”極道もの”ではありません。いわば、パンキッシュな”読道”(どくどう)です。

 

ザックリ言うと、冊師らバトンを受けとった筆者は「この年を語る一冊」を選び、メモリアルなミレニアムから2019年までの20年の記憶を順々にライティング・リレーションしていくという企画。[破]プランニングの飛び道具にあった「この年を語るなら?」を思い出すとイメージしやすいかもしれない。

 

最初のランナーは、この人でした。イシス創立年である「2000年」をあの本とともに振り返ります。次回の「多読ほんほんリレー01」をどうぞお楽しみに。

 

 

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◎「season 03 夏」2020年7月13日(月)~2020年9月27日(日)

◆仮予約・受付中!

┗ 定員:100名(継続会員の方もいるので残席は数席です)
    ※定員になり次第、締め切らせていただきます

┗ 受講資格:[破]修了者
┗ 受講料 :月額11,000円(税込)

◆詳細はこちら:https://es.isis.ne.jp/gym

◆お問い合せは:isis_tadoku@eel.co.jp

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  • 金 宗 代 QUIM JONG DAE

    編集的先達:宮崎滔天
    最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
    photo: yukari goto

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。