この冬、編集の聖火ランナーが全国20カ所を駆け抜ける。2/22〜ETS開催!

2020/01/21(火)11:00
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 イシス編集学校が私の街にやってくる。

 

 2019年夏、全国同時多発で打ちあがった編集の祭典「ISISフェスタエディットツアースペシャル(ETS)』が、2020冬、さらに各地を巻き込んで第二弾として開催されます。北は北海道から南は沖縄まで、そして今回は軽井沢、富山、山形、熊本、甲府、小田原、石垣島が新しく加わり全国20か所で編集花火が上がります。聖火ランナーよりはやくイシスのインターアクターが各地を駆け巡ります。

 

 松岡正剛は、『日本流』で日本文化に通底しているもの、失われつつあるものを掬い上げて一途で多様な日本の姿をあらわしました。この編集アプローチは、実は、編集稽古のベースになっています。

 

『日本流』松岡正剛 筑摩書房

 

 今回のエディットツアーは、かつての城下町や宿場町、商人や武士の文化が息づく町もあれば、観光地として注目される町もあります。それぞれの土地のクロニクルは異なりますが、失われつつあるものや数値化されることでこぼれおちるものにスポットをあてると、その地がもつ新たな価値に気づくはずです。そこから一途で多様な日本が立ち上がってくるでしょう。

 

 このエディットツアーでは、編集の型で発想力と表現力が変わることを実感できます。未知のままではもったいない、あなたの好奇心にさらなる翼をつけていきましょう。

 

 各地の詳細は1月22日から順次公開していきます。お楽しみに!

  • 鈴木康代

    編集的先達:網野善彦。マイクを両手でもってふくしま訛りで語るメッセージは編集の確信をとらえ、誰もの胸を打つ。二代目守学匠としていまやイシスの顔。野望は「続3.11を読む」の編集。

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。