この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

新しい情報発信の拠点、その名も『多読アレゴリアTV』!
多読アレゴリアの魅力や最新情報をニュース&レポート。キャスターは松岡正剛から「支度天」の名を戴いたダンドリ仕掛け人武田英裕師範と54守の新米師範、アシスタントの一倉広美がつとめます。
アレゴリアTV早くも第3回目の放送は、新コーナーの紹介です。ここまでの放送を見逃した方はコチラ
第1回の放送 「多読アレゴリアは”逆イシス”」
第2回の放送 「一国一城の主に、俺はなる!」
新コーナーでは、ご贔屓のクラブをアシスタントが、独断と偏見で紹介します!
▼第3回の放送「イチクラ・身体多面体茶論」
一倉 それでは新コーナーの「イチクラ」です。
武田 それ、名前じゃないですか。
一倉 いえいえ、【イチ】クラがオススメする【クラ】ブ、略して【イチクラ】です。
武田 そういうことなんですね、ではどのクラブが推しなんですか?
一倉 身体多面体茶論クラブです。
武田 茶論というからにはお茶とか飲めるんですか?
一倉 お茶も飲めますけど、美味しい物を食べたりもします。さらには秘密基地で、お金も稼いじゃおうという野心的なクラブなんです!
武田 高級な香りがします。お金持ちしか入れないクラブなんですかねえ。
一倉 いえいえ、他のクラブと同じ月額11,000円で入れます~。
くわしくはコチラ
▼身体多面体茶論
多読アレゴリアにはイシス編集学校にはないものがある。第3回では秘密基地をのぞくように推しのクラブを紹介する。
気に入ったクラブがなければ自ら名乗りをあげればいい。界を席巻する人類総アレゴリアン時代の幕開けだ。
まだ間に合う!12月8日(日)まで申込受付中です。
多読アレゴリア
【定員】300名 *クラブごとに定員が異なります。定員になり次第締め切ります。なお「OUTLYING CLUB」と「EDO風狂連」は定員に達しました。
【開講日】2024年12月2日(月)
【申込締切日】2024年12月8日(日)
【受講費】月額11,000円(税込)
*2クラブ目以降は、半額でお申し込みいただけます。
1クラブ申し込みされた方にはクーポンが発行されますので、そちらをご利用の上、2クラブ目以降をお申し込みください。
【開催期間】2024冬 2024年12月2日(月)~2025年2月23日(日)以後順次決定
お申し込みはこちらから
https://shop.eel.co.jp/products/detail/765
文:一倉広美
動画撮影&編集:山内貴暉
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2024年11月15日 プレスリリース
【イシス編集学校、新時代の知識探求オンラインクラブを設立】
月額1万円で学びと交流を深める『多読アレゴリア』がスタート。松岡正剛の千夜千冊、田中優子と江戸探求、終活、大河など12の多様なクラブが誕生
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エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
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2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。