【多読アレゴリア:MEdit Lab for ISIS】もし順天堂大学現役ドクターが本気で「保健体育」の授業をしたら

2025/05/24(土)19:38
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編集術を使って、医学ゲームをつくる!
「MEdit Lab for ISIS」は2025夏シリーズも開講します。
そして、7月27日(日)には、順天堂大学にて特別授業を開催。
クラブ員はもちろん、どなたでもご参加いただけます。


■MEdit Labとは?

MEdit Labとは、Medicine(医学)とEdit(編集)を一種合成した名前です。順天堂大学で病理医として働く析匠小倉加奈子を中心に、中高生に医学教育をつうじて編集工学を伝えるべく活動するコミュニティです。2022年秋に発足以来、公式サイトで「医学に効く本」など医学×編集コラムを配信するほか、中高生むけ出張出前授業をおこなったり、医学ゲームづくりのワークショップを開催してきました。

▲2024年度ワークショップの締めくくりには、高校生たちが考案したゲームがプレゼン&テストプレイされました。P1グランプリならぬ「MEdit G-1グランプリ」が開催され、グランプリを決定。患者さんの心のケアから、生活習慣病、アレルギーの交差反応まで、さまざまな医学テーマを扱ったゲーム一覧は、こちらの記事から


■多読アレゴリア「MEdit Lab for ISIS」では何をするの?

多読アレゴリア MEdit Lab for ISISでは、イシス編集学校[守]や[破]で学ぶ編集の型を応用して「医学ゲーム」を開発します。医学にかんする特別な知識も、ゲーム制作経験がなくても、誰でも医学ゲームがつくれてしまう画期的なお題を体験いただけます。このカリキュラムは、[AIDA]ボードを務めた山本貴光さん、「ぷよぷよ」の生みの親である米光一成さん、ボードゲーム編集者の石神康秀さんのお墨付き。

 

◎お題の詳しい説明については、こちらのエディスト記事をご覧ください。お題は随時改編中。夏シーズンは、さら精緻化したお題にチャレンジできます。https://eel-dev.sakura.ne.jp/just/allegoria_meditlab/

▲米光さん(画面左から2人目)が、MEdit Labのお題を経て開発した「ずっこけホスピタル」をプレイする順天堂ドクターズと見守る高校生たち。いったいどんなゲームなのか? 代表小倉(画面右端)の爆笑の理由はこちらの記事で。


■医学の知識が不要!でも……

MEdit Lab for ISISを楽しむうえで、事前の医学の知識は不要。ですが、2025夏シーズン受講の方には朗報が!

 

7月27日(日)順天堂大学お茶の水キャンパス小川講堂にて、MEdit Labがお送りするとっておきの特別授業があります。その名も「世界で一番おもしろい授業もし順天堂大学の現役ドクターが本気で「保健体育」の授業をしたら〜(通称もしドク)」。


現役の専門医が、がんや生活習慣病、応急手当などをわかりやすく解説するとどうなるのでしょう? この特別授業を聞けば、「医学」への一歩を愉快に深く踏み出せます。ゲームづくりの基礎ができあがること間違いなし。

 

◎7/27(日)の特別授業の詳細&お申し込みについては、MEdit Labサイトの記事から。

https://meditlab.jp/news/10629/

参加費は無料、高校生以上の方ならどなたでもご参加いただけます。配信はありません。
*会場の都合により、申し込みは先着順となります。

 

■2025夏シーズンの特典

 

多読アレゴリア「MEdit Lab for ISIS」は通年開催ですが、もしドク授業が開催されるのはこの日限り。2025夏シーズンは、順天堂大学のさまざまなドクターの話を聞きながら、医学ゲームをつくれるめったにないチャンスです。11週間で、医学×編集を徹底的に実践する「MEdit Lab for ISIS」2025夏シーズン。ゲームづくりというのは、編集術を総動員するリアルプランニングだということをいっしょに体感いたしましょう!

 

写真:後藤由加里

アイキャッチ:佐伯亮介


多読アレゴリア2025夏 MEdit Lab for ISIS

【定員】20名

【申込】https://shop.eel.co.jp/products/tadoku_allegoria_2025summer
【開講期間】2025年2025年6月2日(月)~8月24日(日)
【申込締切】2025年5月26日(月)

【受講資格】どなたでも受講できます
【受講費】月額11,000円(税込)
 ※ クレジット払いのみ
 ※ 初月度分のみ購入時決済
 以後毎月26日に翌月受講料を自動課金
 例)2025夏申し込みの場合
 購入時に2025年6月分を決済
 2025年6月26日に2025年7月分、以後継続


  • 梅澤奈央

    編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
    イシス編集学校メルマガ「編集ウメ子」配信中。

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。