この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

第83回感門之盟「EDIT TIDE」を記念したオリジナルトートバッグ(2種)ができました。申込受付開始後、多くの申し込みをいただいております。買えるのは今だけ!3月末までの期間限定受注販売です。締切前のお申し込みをお忘れなく。
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アンディ・ウォーホルの「日用品を異化する(日用品を「芸術」にする)」という姿勢に肖り「Brillo Box」をオマージュしてデザインされた今回の感門之盟「EDIT TIDE」メイン・ヴィジュアル。タイトルロゴがプリントされた2種類のトートバッグができました。3月末までの期間限定受注販売のため、手にできるのは今だけ、ここだけ。普段使いにするのもよし、大切なあの人へ贈るのもよし。本を入れるのにもちょうどいいサイズ感です。バッグに”編集”をいっぱい詰めて、日常から編集潮流を起こす態度を歓迎します。
◆EDIT TIDEトートバッグ(Mモデル)
厚みのあるキャンパス地でしっかりしたつくりになっています。A4サイズも楽々入るのにコンパクトに感じるサイズに仕上がり、「この大きさ、いいね」と松岡正剛校長もお気に入りのトートバッグです。内ポケットは2つに分かれており、千夜千冊エディション(文庫)とマーキング用のペンをそれぞれのポケットに入れることができ、エディション読みにも最適です。
価 格:5,000円(税別)
サイズ:縦35センチ×横40センチ×マチ10センチ(内ポケット付き)
申 込:https://shop.eel.co.jp/products/detail/693
この商品は受注生産のため、2024年3月末までの期間限定受付となります。4月から順次発送いたしますので、到着まで楽しみにお待ちください。※発送メールはお送りいたしません。
◆EDIT TIDEトートバッグ
サイズも大きく『情報の歴史21』を縦に2冊入れても持ち運べる大容量。持ち手が長く、厚手の服を着る際の利用にもおすすめです。畳んで持ち運びやすいのでお出かけや習い事、サブバッグなど色々なシーンでも使いやすく、日常から編集を起こしたい方に手にとっていただきたい一品です。
価 格:2,700円(税別)
サイズ:縦40センチ×横48センチ×マチ15センチ
申 込:https://shop.eel.co.jp/products/detail/694
この商品は受注生産のため、2024年3月末までの期間限定受付となります。4月から順次発送いたしますので、到着まで楽しみにお待ちください。※発送メールはお送りいたしません。
デザイン:穂積晴明
後藤由加里
編集的先達:石内都
NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。倶楽部撮家として、ISIS編集学校Instagram(@isis_editschool)更新中!
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コメント
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2025-06-10
この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。
2025-06-10
藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。
2025-06-06
音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。