スクープを見逃すな! 感門はJUSTライターにも注目を【82感門】

2023/09/15(金)22:18
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秋の感門之盟を週末に控えた月曜日の夜、ある一団がオンラインで結集した。
そこにあったのは、事件が起こる瞬間に立ち会うこと、それをタイムリーに伝えることに感興を覚えるJUSTライターたちの少し緊張した面持ちだった。

第82回感門之盟「EDIT DEMONSTRATION」に合わせてJUSTの5名のライターが誕生。
阿部幸織、西宮牧人、萩原裕樹、細田陽子、安田晶子、いずれもイシス界隈を長く走り続ける師範代だ。既に春から活動してきた6人の経験と知恵を享受すべく集う。

チームを率いるのは遊刊エディスト編集部・上杉公志。編集学校の中で起こるあらゆる事件を表沙汰とし、ソトへと繋ぎたいという。JUSTチームはその思いに応えるため増強された。

上杉の柔らかい声がキックオフを告げる。

「編集部でJUSTの中で記事を多様にしたいという話がある」

方法のひとつがカテゴリー分けだ。

 ・アイキャッチと記事というオーソドックス系
 ・人の紹介をメインとするキャスト系
 ・複数の写真をメインに置くビジュアル系

同じ事象でも、これで少なくとも3方向から別の記事が書ける。写真や人で対角線が引ければ深みも増す。

 

また、JUSTはスピードが命。よく練られた記事も新鮮味がなければ意味がない、とも。ライターたちの身が引き締まる。

「誰かの問いや違和感は、他の誰かの問いだったりする」との上杉の言葉に安心したのか、終了予定時刻が過ぎた頃から、新人ライターたちが手を挙げはじめる。

ライターとしてのロールは受け止めた。しかし、まだルールもツールも見えていなかった。

レコーダーが必要か、PCを持ち込むのか、タブレットでもよいか、写真は誰が撮るのか、記事は何時間で上げるのか。衣装は?

ふふっと微笑みながら、丁寧に解説を試みる上杉。
だが、JUST記事のターゲットは示した筈だ。ソコへ行くためのプロフィールこそライターの編集力でもある。

第82回感門之盟ではどのようなモンスターがあらわれるのか。感門でおこる物語をJUSTライターたちがスクープをし、惜しみなくエディスト上で速報をお届けしていく。

 

JUSTの即興にご期待ください。

  • 安田晶子

    編集的先達:バージニア・ウルフ。会計コンサルタントでありながら、42.195教室の師範代というマラソンランナー。ワーキングマザーとして2人の男子を育てあげ、10分で弁当、30分でフルコースをつくれる特技を持つ。タイに4年滞在中、途上国支援を通じて辿り着いた「日本のジェンダー課題」は人生のテーマ。

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。