08.21 師範直伝*師範代体験ツアー ◆南を指せば、「方法日本」。

2022/08/06(土)21:22
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 本校の編集稽古はテキストでの問答スタイル、師範代が週2番ほど出題して、届いた回答ごとに指南します。学衆と師範代が番(つがい)となり順番に書き込みながら稽古するので「番稽古」。稽古が進むにつれ、伏せられていた編集の世界観が一つずつ開いていくプログラムです。

 進むにつれお題の意図がわかってきて、あるとき、個の方法やモードが才能としてダイナミックに表出してきます。その変化を起こしていくのが「指南」。「お題」と「回答」と「指南」の結び目をつくる相互編集方法を、<エディティングモデルの交換>と呼んでいます。2000年の開講以来、師範代の数(870名)だけ多様な指南があります。示す先は「方法日本」。

 今回のオンラインツアーでは、編集指南の面白さを体験していただくぶっちぎりの2時間。ISIS式稽古のしくみや師範代のメソッドをコンパクトに明かします。どなたでもご参加いただけます。ぜひ、イシス編集学校が起こし続けている「方法日本」の手触りを感じてください。

 

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◆ 師範直伝*師範代体験ツアー

  南を指せば、「方法日本」。

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日 時:2022年8月21日(日)午後 14:00-16:00
参加費:1,100円(税込)
内 容:指南擬(もどき)ワークショップ、編集コーチングメソッドの紹介、質疑応答など
    ナビゲーター:イシス編集学校 編集コーチ養成コース[ISIS花伝所]師範
    深谷もと佳(ヘアデザイナー)、林朝恵(教育・人事)、吉井優子(会社員)
    牛山惠子(企画編集)、佐藤健太郎(専門学校教師)、堀田幸義(デジタルマーケティング)

 

参加対象:未入門の方を含めご参加いただけます。

 

 

▼お申込みは、
https://shop.eel.co.jp/products/detail/425

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  • イシス編集学校 [花伝]チーム

    編集的先達:世阿弥。花伝所の指導陣は更新し続ける編集的挑戦者。方法日本をベースに「師範代(編集コーチ)になる」へと入伝生を導く。指導はすこぶる手厚く、行きつ戻りつ重層的に編集をかけ合う。さしかかりすべては花伝の奥義となる。所長、花目付、花伝師範、錬成師範で構成されるコレクティブブレインのチーム。

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。