椎名林檎とトータス松本?! 劇薬な司会2名の晴れ姿【78感門】

2022/03/20(日)14:07
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「劇薬投下の気分で」と局長佐々木千佳が漏らした。初日の司会2名の紹介のときだった。

第78回感門之盟1日目を率いるのは、井ノ上シーザーと平野しのぶである。井ノ上シーザーは、遊刊エディストではDUST王として名を馳せる。42[守]では師範井ノ上と師範代平野がチームを組んだ。平野は仕事柄、年間100回以上は飛行機で移動する空飛ぶ”感ビジネス”レディ。「20分しかない」と空港ラウンジから送った指南が、べらぼうに読ませる。平野の即応力と井ノ上のDUST力がほとばしる1日になるはずだ。

 

▼平野しのぶのファッション草子

今回のために、目白で仕入れた銘仙の一重。襦袢ではなく白のタートルネックに、ポインテッドトゥの黒革ブーツをあわせ、着物をドレス風に纏うのが平野流。

 

▼井ノ上シーザーのファッション草子

当日リハでは帽子着用。開始40分前、校長松岡正剛が到着。照明と顔映りの相性を細かく調整した挙げ句、「いつもかぶってるの?」「いいえ」という一瞬の問答で、帽子ナシが決まった。

幻のハット着用ショットをチラ見せしよう。舞台裏スタッフからは「椎名林檎と宮本浩次、いやトータス松本……?」と囁かれている。

 

撮影:上杉公志、梅澤奈央

  • 梅澤奈央

    編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
    イシス編集学校メルマガ「編集ウメ子」配信中。

コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。