麻子がキラキラ暗示する? 二日目スタート【77感門】

2021/09/05(日)11:48
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時代を読む、心の内を読む、共感を読む。こんなDANZENな読み方はいかがでしょうか。

 

佐々木局長のコールで「77感門」の二日目が幕を開けた。暗転した会場のスクリーンには、ルイアームストロングの「What a Wonderful World」をバックミュージックに、本まみれの本楼をスローモーションで映し出す映像が流れる。

 

パッと明るくライトが灯ると「今日の感門も参加者がそれぞれブラウザーで編集可能な、切り取り可能なそんな”断点”だらけの一日になることでしょう。二日目はこの二人に託して始めましょう」とニコニコ笑顔の佐々木が司会の二人にマイクをバトンタッチした。

 

「緊張しております」を第一声にマイクを受けとる破の髭男ディー・渡辺高志。そしてDANZENビューティフルな多読ジム冊師の増岡麻子。

 

実は麻子冊師のキラキラ華やかな衣装には多読ジムの”何か”が暗示されている。続きは14時10分の「シン・イシス」を。どうぞお楽しみに!

  • 金 宗 代 QUIM JONG DAE

    編集的先達:宮崎滔天
    最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
    photo: yukari goto

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。