【49破・最終日】突破者46名が帰還!!

2023/02/13(月)00:17
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 49[破]は、2月12日に最終日を迎えた。この日が全番回答の〆切日。46名が4つの編集術の旅から、見事、帰還した。

 

 イシス編集学校において、突破は大きな節目である。だれでも入門できるが、必ず[守][破]の順に受講しなければならず、[破]を突破しないと師範代になれないし、[離]を受講できない。編集学校は案外、ルールに厳しいのだ。
 突破すれば、花伝所を受講して師範代になれる、校長直伝の[離]にチャレンジできる、遊講座や多読ジムでは編集学校のお歴々(文字通り、いろんな期で学んだイシス人が重層している)と一緒に稽古できる。イシスの奥庭に入り、ますます愉快に遊ぶとともに、メンバーシップを得て編集学校の各所で編集力の発揮を求められるようになる。

 

 このキップで、次はどんな冒険に旅立つか。突破者の未来には、ますますたくさんの私が待っている。その憧れを実現してゆこう!
 

  • 原田淳子

    編集的先達:若桑みどり。姿勢が良すぎる、筋が通りすぎている破二代目学匠。優雅な音楽や舞台には恋慕を、高貴な文章や言葉に敬意を。かつて仕事で世にでる新刊すべてに目を通していた言語明晰な編集目利き。

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。