加速する思考を体感すべし![守]速修コース申込み開始

2021/04/09(金)07:40
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 短くなったら薄まるか。いやいや濃縮、凝縮、超加速する。
 イシス編集学校[守]では、38のお題と編集稽古を通して、思考が加速していく。その加速がさらに加速する速修コースが30名限定で5月末よりスタートする。その実感は守破離コースを修了し、この3月まで法政大学総長をつとめられた田中優子氏が『日本問答』(岩波新書)のあとがきで記している。そこで挙げられたイシスでの学びの特徴はこのようにある。
 
 (イシス編集学校では)「多方向からの認識力」「敏捷な組み合わせ能力」「書くこと(編集と論理)への集中力」「速い読書による語彙(観念)の発掘力」を通して、自らの言葉(思想形成)をできるだけ豊かに創造する能力の獲得を目指している。
 
 多方向、敏捷、集中、速度、創造の4ヶ月。それよりも1ヶ月遅れて始まるのが速修コースである。38のお題はそのままに出題のインターバルが短くなる。今期で3期目となる速修コースであるが、これまでの受講者からは「日常が編集稽古のリズムになる」、「思考が加速して編集ハイ状態になる」という声が上がっている。
 
 オススメしたいのは一度守は受講した再受講者、編集力に自信ありの強者、仕事と日常で時間編集に追われている方。どうせやるならより冒険をという好奇心旺盛な方にも速修コースを推薦したい。みなさんを待ち受けるのは、イシスで師範やプロジェクトでも活躍中の名うての編集モンスター師範代たち。新たな編集力の獲得に向けて、速修コースのハイパー・ヴェロシティを体感していただきたい。 
 速修コース申し込みは[守]ページから
 応募締切:2021年5月17日(月)
 稽古期間:2021年5月24日(月)~2021年8月22日(日)(13週間)
 
  • 吉村堅樹

    僧侶で神父。塾講師でスナックホスト。ガードマンで映画助監督。介護ヘルパーでゲームデバッガー。節操ない転職の果て辿り着いた編集学校。揺らぐことないイシス愛が買われて、2012年から林頭に。

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。