46[破]開講、号砲と同時に前のめりなダッシュ!

2021/04/19(月)21:06
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4月19日(月)正午すぎ、46[破]が開講した。
6時間後の18時現在のスコアは、点呼への応答 27名、お題00番の回答 11名、お題1-01番の回答 3名である。重複している方もいるが、総勢67名でこの反応の速さ、ロケットスタートといえる。
 
お題00番は、開講前に出題されていた自己紹介お題。開講の刻限までにウォーミングアップし、軽くジョギングしてスタンバイしていた学衆が11人もいた! 開講当日に出題された1-01番に、即座に回答する学衆、そして間髪おかずに指南する師範代。初ラリーを見せたのはジャイアン対角線教室(角山祥道師範代)。ここからどこまで稽古の応酬がつづくのか? 再回答・再指南のプロセスこそ[破]の稽古だ。
 
なんだか編集学校というよりも陸上短距離のスタート風景や、息詰まるテニスの試合のようなムードの初日である。ああ、まだ点呼に応えていない、まだ手が離せないんだどうしよう? という声も聞こえてきそうだが、焦ることはない。編集学校の夜はとても長い、これからナイター、ここからが本番だ。校長に肖って27時くらいまでは誰かしら起きて読み書きトレーニングしている。


46[破]は、感門之盟の後、後藤陽子師範代(ゆかりカウンター教室)が加わり、10教室での開講となった。8月8日(日)真夏の突破デーまで、学び真似びて校長の仕事術を走破する。

  • 原田淳子

    編集的先達:若桑みどり。姿勢が良すぎる、筋が通りすぎている破二代目学匠。優雅な音楽や舞台には恋慕を、高貴な文章や言葉に敬意を。かつて仕事で世にでる新刊すべてに目を通していた言語明晰な編集目利き。

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。