明日開催!二度とないミニ茶室での編集ワーク

2019/11/11(月)21:06
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 『五輪書』の一節の横に立つ女性。ここはどこ? あなたはだれ?
 写真の場所、実は本楼に設えられたミニ茶室。遠州流の小堀宗実家元と松岡正剛校長が「本茶会」を開催した折に設えられた。その名も「半想庵」。そして、佇む女性はイシス編集学校 梅澤奈央師範代である。大阪から上京してのエディットツアーデビューが、イレギュラーなミニ茶室付きとなった。
 
 明日のISISエディットツアーは11月12日(火)19:30~21:30 編集工学研究所・本楼(豪徳寺)で開催。エディットツアー のタイトルは「3+3=! 見方ゆさぶる編集術 2万冊の本と語らう編集ワーク」。ここまで決まってから、梅澤師範代は本楼に茶室ができていることを知った。しかし、そこはイシスの師範代である。与件をバッチリ活かすべく、「本茶会」に負けじと、本楼を一幕、半想庵を二幕に仕立ての二段ツアー仕立てに組み立てた。梅澤は最後のワークでこの茶室にちなんだものを密かに用意しているらしい。
 
 明日しか体験できない本楼茶室の編集ワーク。今からでも申し込みは受け付けている。エディットツアーへの申し込みはこちらから
  • 吉村堅樹

    僧侶で神父。塾講師でスナックホスト。ガードマンで映画助監督。介護ヘルパーでゲームデバッガー。節操ない転職の果て辿り着いた編集学校。揺らぐことないイシス愛が買われて、2012年から林頭に。

コメント

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山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。