大変化まであと4日 ◎シン・お笑い大惨寺

2023/12/21(木)12:00
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宇宙はごくわずかな「対称性の破れ」と「真空のゆらぎ」から始まった。


と、千夜千冊の一文を引用してみたが、生物もまた、「対称性の破れ」によって成り立っている。成長の過程のちょっとした変化、キズで対称でなくなった生物は、安定を取り戻そうとさらに別の形態へと変化していく。ということは、「対称性の破れ」から自己組織化が始まるのだ。

と、千夜千冊にあやかって、あるいは「大入道2000」の「哲学の深淵を抉るようなえぐみ」をもどいて語ってみたが、大雑把に粗く言い換えてみれば、ようは「普段と違う行動」を取ったり、「思いも寄らない他者」と出会ったりすれば、同一性を保っていたと思っていた自分が、実は破れや穴やかぎ裂きだらけだたことに気づくのである。

 

「カワル」とは、破れていることに「キヅク」ことなのだ。
ではどうやって?

12月25日から正式に始まる「シン・お笑い大惨寺」が、アナタに「破れ」を自覚させるだろう。

 

大きく変化(へんげ)せよ。すべての変化(へんか)を恐るるな。

 

シン・お笑い大惨寺 参加要項

一、参加に必要な条件は「EditCafeにIDを持っていること」。
  ID取得の目的や時期は問わない。
  なお、将来他のメディアへの展開や移行の可能性もある。
一、2023年12月25日から発せられるお題に回答すること。
一、参加者は必ず俳号(またはペンネーム)を名乗ること。
一、1番から順次回答するのが良いが、遅れての参加も可。
一、あとは順次適当に。仲よくどうぞ。

  • 角山祥道

    編集的先達:藤井聡太。「松岡正剛と同じ土俵に立つ」と宣言。花伝所では常に先頭を走り感門では代表挨拶。師範代登板と同時にエディストで連載を始めた前代未聞のプロライター。ISISをさらに複雑系(うずうず)にする異端児。角山が指南する「俺の編集力チェック(無料)」受付中。https://qe.isis.ne.jp/index/kakuyama

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コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。