大爆走まであと5日 ◎シン・お笑い大惨寺

2023/12/20(水)12:00
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すでに大爆走中です。何が? 「シン・お笑い大惨寺」のテストお題です。噂によると、20余年前に「お笑い大惨寺」で遊んでいた学衆たちも、続々戻って来ているとか。世代も時代も超えた交わしあい、遊びが生まれそうです。
今回は、「テスト出題0000番」をのぞき見。

 

●おはよう!今日も無駄に元気な大惨寺出部相じゃ。
●大惨寺周辺、真冬に春が来たようじゃのう。山菜を取りに冬山登山にでも行くかのお。ではけさのお題じゃ!
『長すぎると困るものをいろいろ挙げなさい』

 

出部相のパワーに対抗すべく、ニヤリな回答が集まりました。ラウンジの衆だけで独占するのはもったいないので、筆武将が勝手にマイベストをチョイスして、こちらに。

 

また来るわと言われて待つ日々(藤丸)

くー、この「常套句」に泣けてきます。「また来るわ」にすがりたい藤丸殿の心情、ええ、深く頷きます。

 

通学路(朋墨)

22個もあげてくれた朋墨殿に拍手。中でもこれが絶品。通学路が長いんですよ? どこまでも。きっと途中に異世界の門が開いていて……さあ、冒険だ!

 

自転車のハンドル(珍ぬ)

すべてのテストお題に駆けつけてくれている珍ぬ殿。「ハンドル」だけでなく、サドル、ペダル……と自転車シリーズを11連打。ご本人も「……いや、全部自転車にしなさいよ」と自分にツッコんでいましたが、部分に着目してひとつずつ無駄に長くしていったところに、珍ぬ殿の編集魂をしかと見ましたぞ。

 

角刈り(おタレちゃん)

おタレちゃん殿、と呼ぶべきか、おタレ殿か。ともかくもこれ、今回のビジュアル大賞を進呈します。だって長い角刈りですよ? 想像するだに笑いが止まりませぬ。

 

クソどうでもいい不倫報道の垂れ流し(卯蔵)

この書きっぷりに“黒”卯蔵殿が漏れ出していますな(ニヤリ)。

 

3次会のカラオケ(私は困らないのですが、私の周りの人間が困っています)(燦々)

「師走縛りで考えてみました」という編集的アプローチに、燦々殿の稽古の充実ぶりが伺えます。しかし、「長すぎると困るもの」をあげよといわれて、「私は困らない」とあえて注釈。もしや、貴殿がジャイアン???

 

能の公演時間(挟岸)
認識合わせだけのZOOMミーティング(挟岸)
田舎の法事の9割が自慢話の知らんおっさんの挨拶(挟岸)

思わず回答全部連ねてしまいましたが、実はすべてに「気を失いそうになる己との闘い」と付記してあるのです。このフィルターで、もう一度回答を読んでみてください。吹きます。かける言葉は「ご愁傷様」……かな。

 

(長すぎると困るけど面白い)
コンビニの売り場からレジまでの距離(夜死美)

夜露死苦、夜死美殿。このカッコにしびれました。他にも(長すぎると困るけど短くてもいや)シリーズ、(長すぎると一瞬うれしいけどやっぱり困る)シリーズとカーソルを当てつつ連打。中でも上記のコンビニに一票。これ、大人も迷子案件でしょ(笑)。

 

昼寝の時間(棗絽)

なぜか身につまされます。ええ、今も眠いです。「大谷翔平選手は2時間昼寝する」を心の支えに、共にガンバリマショウ!

 

モラトリアム(破綻)

人生なんて丸っと猶予期間と思って生きていたことに気づかされ、ドキッとしましたよ。

 

お礼のキス(糸仙)

赤面。

 

オリンピック開会式のIOC会長の挨拶(龍幸)

この間のでしょ? ほんっとに長かった(苦笑)。龍幸殿の実感に共感で◎


回答に思わず反応しちゃいましたが、そう、ここ「シン・お笑い大惨寺」は、お互いの回答への感想も自由。気に入った回答には、ぜひ「ひと言」をお寄せください。ふらっとやってくるマレビトが、感想を書き込んでいくこともありますので、そちらもお楽しみに。(筆武将)

  • 角山祥道

    編集的先達:藤井聡太。「松岡正剛と同じ土俵に立つ」と宣言。花伝所では常に先頭を走り感門では代表挨拶。師範代登板と同時にエディストで連載を始めた前代未聞のプロライター。ISISをさらに複雑系(うずうず)にする異端児。角山が指南する「俺の編集力チェック(無料)」受付中。https://qe.isis.ne.jp/index/kakuyama

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コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。