ISIS 20周年師範代リレー[第4期 堀口裕世 初の師範代面談を経て]

2020/07/05(日)20:12
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 2000年に産声をあげたネットの学校[イシス編集学校]は、2020年6月1日に20周年を迎えた。現在開講中の第45期の師範代まで、1期ずつ数珠つなぎにしながら、20年のクロニクルを紹介する。

 


 

守破の受講を修了し、師範代面談を経て師範代になった初めての世代がこの第4期です。どの師範代も、ご自身が守破で経験した師範代の影響が少なからず教室づくりに滲み出ることになりました。当時、伊勢神宮の広報担当でいらっしゃった堀口さんは、超スパルタ指南教室ご出身。そのため、堀口師範代の教室は、教室名どおりのやさしい応接と厳しい指南が心地よい、着物姿の多い師範代の雰囲気にぴったりの教室となりました。2001年9月1日に開講を迎え、立ち上がり間もない教室に戦慄が走ったのが9月11日です。海外からの受講者もおられ、このニュースは師範詰所に緊張をもたらし、忘れがたい第4期となりました。

 

>あの日!あの時!千夜千冊!>
●「場」の問題を「ISIS編集学校」という実験と実践は解決しつつある…

 

0459夜:ポール・レヴィンソン『デジタル・マクルーハン』

… 2002年01月18日

 


◎エージェント、ノーム、プロノーム、ニーム、ポリニーム。

 

0452夜:マーヴィン・ミンスキー『心の社会』

… 2002年01月08日

 

 

〇「見えない部分」が”超部分”な何かを創発する

 

0455夜:谷口克広『信長の親衛隊』

… 2002年01月11日

 


>師範代これからメッセージ>

アフターコロナ。何をどう変え、何を守るか…〝編集〟の力がより良い未来を創ることを示す学校に――。

 

ぽのぽの教室 堀口裕世


 

Designed by 穂積晴明

 

【図版引用】

・Sudbury Neutrino Observatory from Wikipedia CC4.0
https://en.wikipedia.org/wiki/File:Sudbury_Neutrino_Observatory.detector_outside.jpg

 

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

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コメント

1~3件/3件

山田細香

2025-06-10

 この日、セイゴオはどこから私達を見つめてくれていただろう。活け花の隙間、本楼の桟敷、編工研の屋根の上、地上15m付近の鳥の背中。低い所か、高い所か、感じ方は人それぞれだろうけど、霊魂がどこに遍在しているかを考えることと、建築物の高さは深く関係している。
 建築家・藤森照信はいろんな高さに茶室を造ってきた。山から伐り出した栗の木を柱にした《高過庵》の躙口は地上6m。その隣には地面に埋まった竪穴式の《低過庵》がある。この「高過ぎ」「低過ぎ」と言えるその基準は何なのか。

山田細香

2025-06-10

 藤森は人間の生と死のプロセスをノートに書きつけ、霊がどこに行くかをずっと考えてきた。そして人間が死ぬ場所としてドンピシャの高さを見つけ出している。それが檜の1本柱の上に建つ地上4mの《徹》だ。春になると満開の桜の中に茶室が浮かび上がる。桜は死を連想させる。この高さの絶妙さを目の当たりにすると、美しさだけでなく恐怖さえも感じてしまうのだ。

堀江純一

2025-06-06

音夜會の予習には『愛は愛とて何になる』(小学館)が是非ともおススメ。松岡校長も寄稿しています。
さらに、あがた森魚さんの映画監督第一作「僕は天使ぢゃないよ」は、なかなかの怪作なのでご興味のある方は是非どうぞ。
監督・脚本・主演・歌唱あがた森魚で、他にも横尾忠則、大瀧詠一、緑魔子、桃井かおり、山本コウタロー、泉谷しげる、鈴木慶一などなど無駄に豪華キャストなのに、なぜかヒロイン役が一般人(たぶん...)で、びっくりするほどのセリフ棒読み。さすがにこれはダメだろうと思いながら観ているうちに、だんだんこの子がいい感じに見えてくるから不思議。あがたさんの「愛の理想形」を結晶化させたような作品です。